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日本SFアニメ創世記―虫プロ、そしてTBS漫画ルーム

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784484002057
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0095

内容説明

手塚治虫がいた。平井和正がいた。筒井康隆がいた―鉄腕アトム、エイトマン、スーパージェッターなど揺籃期アニメの脚本家として活躍したSF作家の青春回顧録。

目次

第1章 アニメ・ライターになるまで(アニメとは何か;日本初の長編アニメ「桃太郎海の神兵」 ほか)
第2章 「エイトマン」の時代(シナリオの書き方を学ぶ;「エイトマン」の仲間たち ほか)
第3章 「鉄腕アトム」の時代(脚色とオリジナル脚本;ぼくのSF的アイデアストーリー路線 ほか)
第4章 「スーパージェッター」の時代(「ナンバー7」テレビ化企画;虫プロの企画、TBSに漏れる ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

5
著者はあくまでSF関係者で、アニメに関心がないのがよくわかる内容ですが、アニメライターの認識がどういうものかがわかるという意味で、アニメ史の貴重な資料です。手塚治虫さんのエピソードと著者の評価も貴重でおもしろいのですが、特に垂涎なのは、TBSが始めた商品化ビジネスの開始期にちょうどメインスタッフとして立ち会ったっておられるということだと思います。このことは資料が限られており、アニメ産業の根本を支えているにも関わらず関心も低いため、十分に知られていません。その証言は極めて貴重で、広く知られて欲しいものです。2020/04/07

たくのみ

4
ヤマトがまたアニメになるらしいので、関連本でも。 手塚治虫がマガジンから掲載漫画を引揚げるという大騒動になったTBSの「W3」事件。その当事者として疑惑をかけられた豊田有恒さんのアニメ関連の自伝。ヤマトをめぐる西崎Pとの確執あたりは、怒りさめやらない感じで生々しい。この怒りっぽさと自信過剰な性格、医学部経由での創作活動、やっぱり手塚によく似てる。彼の参加した「スーパージェッター」「ソラン」「ガボテン島」の3作はとくにSFテイストの濃かったアニメ。もう一度見てみたい。2013/03/13

kokada_jnet

2
アニメ史ではなく、豊田有恒の自分史。内容的には「あなたもSF作家になれるわけではない」の「映像の時代」とほぼ同じ。医学部進学時の家族との葛藤や、虫プロを退社するきっかけとなったW3事件の「真相」など触れられている。2011/03/23

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