内容説明
憂鬱、けだるさ、寂しさ、そこはかとない幸せ―曖昧な気分に翻弄される現代人が自己の感情から救われるには、それを表現するしかない。
目次
脱産業化の新しい段階(自己発見としての「消費」;「淋しい群衆」からの脱出;ふたつの「時代精神」 ほか)
日本人の国際的自己表現(「文化圏」の主張と日本;共感を作るエネルギー;知られることによる誤解 ほか)
時代を読む(乏しさの自覚;文化の時代の経済成長;おとなの文化都市づくりを ほか)
地域と文化の時代(地域と文化の時代に向けて;国家とマイホームの中間で―文化創造の場所;文化としての交通)
教育について(教育よ驕るなかれ;義務教育を見直すとき;生きる理由の教育)