内容説明
本書のもとになった『高校英語のコミュニカティヴプラクティス』が発行された平成6年は、ちょうど高等学校でオーラルコミュニケーションA、B、Cが実践され始めた年でした。これまでの間、多くの方々から好評をいただき、同書に込めたねらいが理解され、さまざまな条件の教室で生かされたものと受け止めています。しかし、寄せられたコメントの中には、「より現場に密着した使いやすいものを」という要望や「どうもこのプラクティスはうまく機能しない」という率直な指摘もあり、高校現場の教員2名を執筆者に加えて、1つ1つのプラクティスを丹念に見なおすことになりました。その過程で、全面差し替えになったもの、手順を簡潔にし実践しやすくしたもの、使われる英文をより生徒に身近なものに書き替えたもの、統計のデータをアップデートしたものといった具合に、改訂の度合いは、各プラクティスによってさまざまです。
目次
レベルA(クラス・インタビュー(過去表現)
ババ抜き(不定詞)
探検に出かけよう(不定詞の形容詞用法) ほか)
レベルB(あくまで断る(未来表現)
デートの仲立ち(関係代名詞)
豚のしっぽ(現在完了形) ほか)
レベルC(名前でパズル(後置修飾)
悪いのは誰だ(比較)
不定詞すごろく(不定詞の副詞用法) ほか)
著者等紹介
春日孝児[カスガコウジ]
1963年生まれ。新潟大学卒。新潟市立明鏡高等学校教諭。実践報告:「生徒が興味を持っている話題を生かしたコミュニカティブ・アクティビティーを通して」(『ECOLA 英語科教育実践講座 第11巻 ~クラス・サイズとコミュニケーション活動~』、ニチブン)
小林一彦[コバヤシカズヒコ]
1966年生まれ。新潟大学卒、同大学大学院修了。新潟県立長岡高等学校教諭
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。