内容説明
本書は、労使関係を「個別的労使関係」と「集団的労使関係」の二本柱からなるものとし、その基軸をなすものを、後者「経営者もしくは経営者団体と労働組合との関係」としておさえている。主に「集団的労使関係」の問題領域に検討と考察の対象をおき、必要に応じて使用者・従業員関係の問題にも言及する。
目次
序章 「日本的労使関係」の系譜と到達点
第2章 戦前日本における労働組合の組織と機能
第3章 戦後日本の労働組合
第4章 企業と「日本的労使関係」
第5章 政府と労使関係
第6章 工場委員会と産業報国会―住友電気工業単位産報と懇談機関を中心とシて
第7章 団体交渉と労使協議、経営参加
第8章 公共部門の労使関係
第9章 中小企業の労使関係