内容説明
わが国は海外への商品販路の開拓ばかりでなく、資金を求めて活発に海外進出を行い、外債発行や外国株式市場への上場など資金調達の手段をも企図している。これら資金調達の方法のうち、比較的に簡易に利用しうるものとしてヨーロッパでの外債発行が圧倒的実績を上げている。米国の高金利水準が続く限り更に利用の余地があり、このニーズに応えるため執筆したものが本書である。これから海外での資金調達を検討している一般企業の経理部門、また証券・銀行等金融関係の方々にとって、実務ノウハウの習得の点で役立つものと確信する。
目次
第１章 わが国企業の海外資金調達の現状
第２章利廻りの認識方法
第３章 為替リスクへの対処の方法
第４章 ヨーロッパにおける外債発行のルールと手続
第５章 ヨーロッパにおける外債各市場の特色
第６章 ユーロ外債発行における目論見書と各種契約書
第７章 財務諸表の開示方法
第８章 コンフォート・レターの作成方法
第９章 外債発行に係る会計処理と表示
第１０章 製造企業の海外金融子会社の設立と活用
