内容説明
現代の企業は、複雑な環境条件の変化によって惹き起こされる経営的問題ばかりでなく、企業組織の中で働き、日々それとかかわっている広範な社会各層の人々をもとらえてやまない深刻な人間的問題に直面している。このような情況にあって、現代の経営学は、現実に適合する理論や現実科学としての妥当性が強く問われている。本書は、組織の理論を基礎として「環境」と「人間」の双方にからまる主要問題に注目し、現代企業の経営管理の性格や内容を的確にとらえうるにふさわしい基礎的な視点・思考・概念を考究し、もって体系的な理論的枠組みを提示・展開することを意図した。
目次
第1章 経営学と経営管理論
第2章 経営管理論の類型と組織理論
第3章 組織・管理把握の基礎的視座
第4章 現代組織の主要問題
第5章 組織・管理とはなにか
第6章 現代の管理体系