感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki
2
朝霞図書館 谷川俊太郎さんの「ぼく」に引っ張られて、そういえばあったよなぁで探し出して、多分再読じゃなく初めて読んだ本と思う。まず、吃驚したのは小学6年~中学1年の詩集とはとっても思えないくらいに成熟している。異常な成熟度なんだが、アタマだけ実っていて身体は危ないくらいに未成熟であることが第一印象。何故だろうと最後まで行くと、母親と父親の文章が出てきた。これが、12歳で自殺した我が子を、究極の客観視。まるで教師が教室の児童生徒を上から目線で見ているよう。愛情薄い、悲しい12年だったと思います。2024/02/20
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1
1980年11月20日初版第24刷発行の本。 高史明さん、岡百合子さんご夫妻の息子さん、岡真史くんの詩集です。真史くんは1975年7月17日に自死されました。享年12歳とのことです。この詩集は彼の死後に発見された詩の手帖をもとにされており、編者はご両親です。この本には表紙を開くと真史くんの写真が載っており(12歳―1975年6月29日中学1年)、本人の詩の他に、作文や読書感想文、最後にご両親の想いが載せられています。→コメントへ2023/09/29
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