出版社内容情報
老いた両親の寄り添うために、家族だけができることがある。7年間の看病と介護の日々で試みた誰でもできる小さな工夫を紹介。
井上 由季子[イノウエ ユキコ]
内容説明
心配や、つらさにどうやって寄り添えばいいのだろう。老いた両親の入院体験で著者がしてきた、家族だけができる小さな工夫、病院が考える“やさしい対話の試み”とともに紹介します。
目次
第1章 寄り添う人にできる小さな工夫(母が入院したとき;父が入院したとき;家族と医療者とのコミュニケーション;寄り添う人がほっとすること;離れていてもできること)
第2章 病院が試みる、やさしい対話の工夫(四国こどもとおとなの医療センター;赤ちゃんとこどものクリニックBe)
ホスピタルアートディレクター 森合音さんという人
著者等紹介
井上由季子[イノウエユキコ]
1958年、大阪府生まれ。京都市立芸術大学デザイン科卒業。モーネ工房とギャラリー、こどもから大人まで、手と心を動かしてもの作りをする寺子屋学校を夫とともに主宰。病院内でのもの作りやデザインで、ほかに日野小児科内科医院(兵庫県)、大阪市立大学医学部附属病院「医療安全のためのアート&デザインプロジェクト」(大阪府)などにかかわる。2017年秋より拠点を香川に移し、病院や高齢者施設のもの作りの発信を続ける予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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舞
48
高齢の親が入院したときに、寄り添ってなるべく快適に過ごせるように出来ること、また家族と医療従事者とのコミュニケーションの取り方、離れててもできることリスト。参考になった。病院はどうしても無機質なところだから、そこに日常を取り入れたり、色を入れたり、ちょっとしたことが入院している人をハッピーにさせる。医療従事者にも家族からも伝えることで、本人にもいいことあるし、アイデア満載!2019/09/01
aloha0307
19
家族にしかできないこと やはりあるのですね。 全編にわたる井上さんの暖かいまなざしが、こちらにも放射されてくる。 あなたのことを大切に思っています&愛してます 快癒してまたお話したくさんしましょう を伝えたいですよね。ベッドに家族の写真を貼ったティッシュケースを、同じ目線に置く...これはgood ideaですよ^^2017/07/25
でら
4
病院=恐怖という方程式は割と多くの方が持っているものだと思います。実際自分も苦手です(笑) 著者が親の看病をするのにさまざまな工夫を凝らして上記のイメージを払拭しようとしている所は、とても興味深かったです。 最近、「鬱」というワードが至る所で聞かれますが、そんな今だからこそ、この方がやっていたような心であったり、想いなどの面を患者がケアしてあげることは非常に大切なのではないかと思います。2021/03/16
momo
4
何かができるような気がしてきました、具体的に。2017/08/17
こ~じぃ。。
2
実体験からの工夫には重みがある。。2017/05/03
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