内容説明
「心の外科手術」の方法を身につける。人生は直線ではなく、サイクルだと考える。テキトーなのに、なぜかうまくいく。くよくよ、ごちゃごちゃから抜け出して、すっきり楽になる「こころの整理術」。
目次
第1章 前向き思考になるものの考え方(「後悔」はしないで、「反省」する;「シミュレーション」はするが、「とり越し苦労」はしない;「考える」>「気分」の法則 ほか)
第2章 前向き思考になる仕事のやり方(多少粗くてもいいから、一歩を踏み出してみる;まずは「六割主義」で最初のゴールを設定する;最低限のノルマを決めて、残りをオマケの時間にする ほか)
第3章 落ち込んだ時の脱出法(優れた芸術作品にふれることで、気分を浄化する;もっとすごいつらさを見ることで、気分を浄化する;自分で表現して、気分を浄化させる「カラオケ方式」 ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Maybe 8lue
24
後悔と反省、取り越し苦労と想定、考えと気分の対比と分析。重ねて語られる客観性。現実と感情を仕切る理系思考。気分は身体で変えられる。六割主義、ノルマとオマケの時間、脱力系とは此処に集約されていて、その後覚悟を決めろ!とは流石。気分を立て直す時はさあ、やるぞでなくま、いいか。−を0にする程度に反動が来ないように。人生は直線ではなくサイクルだ。体調を整え列挙力を身につけ優先順位をつけ欲を満たせば問題は明確になる、悩みを図化する練習をしよう「人生は意外に簡単だ!」2014/01/22
maito/まいと
13
斎藤先生の著書は結構読んでいると思っていたが、その中でもダントツの読み応えがあった。「脱力系」と銘打っているが、要するに習慣づけ(意志力を使わず無意識に行えるようにすること)。最近の行動力本の先駆けを行っていたのかと感嘆。その他にもタスクの細分化・健康や食事の重要性・繰り返しで心理的壁をなくす、など行動力上昇エッセンスがこの一冊に全て詰まっている。正直もっと速く読んでおきたかったなあ。「目標は低く、イメージは高く」は至高の名言だ。2017/04/06
tetuneco
8
力まず焦らず、心と体全体を使って、私を前向きにする。2012/01/27
ゆう
5
前向き思考術。というだけあって、こうしてみれば少し前向きになるかも、という小ネタがちらほらと入ってましたね。自分の中でこれはいいな、というもの、これは嫌だなというものもあったので、して行きたいものはゆるゆるとやっていきたい所。2023/04/23
こじ
4
★★★★☆ 前向きに生きることって大切だなと実感できる本です。 例えば、あなたが職場や学校でいじめにあったとします。 どう感じますか? もう生きていたくない!!と思うかもしれません。 しかし、同じことを2度としないためにはどうしよう? さらに言えば自分だけでなく、他にも同じ境遇の人を助けるにはどうすればよいか?など突き詰めていくことで新しい道が開けると思いませんか? 常に前向きにとらえることで、幸せになれる^^ 幸せって自分の受け止め方次第だから。幸せ=前向き思考だと思います^^2017/09/19