内容説明
本書は、著者が織物をはじめた一九六〇年前後から染めて織った織物の残り裂を、「小裂帖」として紹介するものである。
目次
小裂帖
色・かたち・裂―解説にかえて
著者等紹介
志村ふくみ[シムラフクミ]
1924年滋賀県近江八幡生まれ。55年、植物染料による染織を始める。57年、第四回日本伝統工芸展に初出品で入選。翌第五回展から第八回展まで、紬織着物により連続四回受賞、65年の第九回展からは特待出品者となる。83年、『一色一生』(求龍堂)により大佛次郎賞受賞。86年、紫綬褒章受章。90年、紬織の優れた染織技術により国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。93年、文化功労者。『語りかける花』(人文書院)により日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
浅葱@
21
一片の裂の表情。縞や格子の按排。無地の深さ。志村ふくみさんが色を出し、染め、織り上げた端を見せてもらえる有り難さ。どの裂も素敵な中に凛とした顔が垣間見えて、すごい!と思いました。この本を友だちが持っていて貸してくれたことにも感謝。12月十五夜の読書会、参加本。2013/12/18
天の川
15
志村さんの染色と織物の道のりを辿らせてくれる小裂たち。頁を繰るほどに、微妙に、大胆に変化していく。ピカソに青の時代、ばら色の時代などがあるように、志村さんが心惹かれた染料や織りの技法のあゆみが見えてくる。実や花や樹皮や…植物が表立って見せる色とは異なった色を染料として呈する不思議。植物から採った染料の不安定さ、移ろいやすさは、だからこその「美」となって語りかけてくる。2014/01/03
紗夜
2
きれいだな~。今では、あまりなじみのない色や組み合わせが多くて新鮮だった。自然からとれる色って、美しい。あとがきも良かった。お母さんとの競うような色あわせの生活から、このような色ができていったのだろうか。2011/05/27
chimi
1
-色は本来、現実界にあるものではなくて、生れ出てくるもの、目に見えない世界から薄いヴェールを通して次第に目に見える世界にあらわれてくるもの。それを人間が自分の内へとりこみ、あらためて色として見ているのではないだろうか。- 2015/02/17
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