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出版社内容情報
藤田嗣治を始め、独自の発展を辿った近代日本の猫の絵画。その表現の伝統や芸術観、愛情や命との向き合い方、日本人の精神史の一端に触れる同名展覧会の図録。
【目次】
内容説明
洋画家たちは実に多彩な猫の絵をえがいてきた。しかし実は、「猫」は西洋ではあまりえがかれてこなかったモチーフで、それが洋画家たちの間で人気の主題となった背景には、パリの日本人画家「フジタ」の存在があった―。本書は、日本と西洋の伝統の間で悩み、新たな道を模索した画家たちによる作品を通じて、近代日本の「猫の絵画史」を辿る試みである。フジタからはじまる猫の絵画史。藤田嗣治と洋画家たちの猫、公式図録。
目次
1 「フジタからはじまる猫の絵画史」、その前史(フジタ以前の西洋絵画の猫;フジタ以前の日本絵画の猫)
2 フジタの猫の絵の変遷(1923‐1924「フジタの猫」の誕生;1929‐1939「猫の画家」のイメージ作り;1940‐1960’s「猫の画家」の戦争と平和)
3 フジタ以降の猫の絵(日本と西洋のあいだでえがく猫;猫を愛する自分をえがく;猫の野性をえがく;もう一人の「猫の画家」―猪熊弦一郎)




