出版社内容情報
カリスマ親分イエスと十二人の舎弟をめぐる悲喜劇、そして神の王国。新約聖書の物語を西洋美術はどのように描いてきたのか。やくざ風物語と作品鑑賞で読みとく。
内容説明
幼児大虐殺!十字架刑!そして、やくざ王国の建設!親分イエスと十二人の舎弟の悲喜劇が展開される新約聖書の世界へようこそ!やくざ風物語と美術鑑賞で、聖書と西洋美術の両方がわかる!画期的美術読本!!
目次
第1部 仁義なき新約物語(受胎告知;降誕と東方三博士の礼拝;割礼と幼児虐殺;聖家族;洗礼と荒野の誘惑 ほか)
第2部 仁義なき新約聖書の美術(洗礼者ヨハネの斬首;嬰児虐殺;パッション;磔刑;聖体の奇跡とユダヤ人迫害 ほか)
著者等紹介
架神恭介[カガミキョウスケ]
1980年生まれ。広島県出身。作家。早稲田大学卒業
池上英洋[イケガミヒデヒロ]
1967年生まれ。広島県出身。東京造形大学教授。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かおりんご
25
新約聖書に関する宗教画を、聖書の記述をもとに説明しているのだけれど、なぜだか広島ヤクザ風。それが読み辛くて仕方がない。ヤクザ用語が分からないのもあるけれど。中野京子さんの宗教画の本の方がおすすめ。2020/08/31
クサバナリスト
5
極道の物語は、要らない❗解説も挿入絵画が小さすぎて見えないものもある。普通の解説方法で十分❗。2020/06/22
べあべあ
4
うーん、正直なところ物語より”仁義なき解説”の方が面白かったです。たしかに各福音書のギャップは時に悩ましいですよね。2022/08/16
カール
4
世界の伴天連が激怒する。あの怪作『仁義なきキリスト教史』に新シリーズが登場。本屋で見つけて二度見した。まさかの新刊。正直凄く嬉しい。今回は新約聖書にまつわる宗教芸術に焦点を当て、キリストヤクザの最重要人物・イエス・キリストの誕生から刑死、そして復活までを描いた極道物の第一部。そして新約聖書に元に書かれた宗教芸術を至極真っ当に講義した第二部に分かれる。抱腹絶倒な一部と大学の講義の様な真面目な二部。この落差よ。新約聖書の話を細部まで知らなかったから、初めて通して読んだ。以外と神話的な面白さがあって少し意外。2020/04/09
Mikatas
2
聖書の登場人物がみんな広島やくざになってる! 聖書を読んでも全く頭に残らなかったが、この本は記憶に残りやすい。 宗教もやくざも掟に従う人々、やくざ仕立てにするのは、実はいい説明方法なんかしら。2020/06/20
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