出版社内容情報
西洋美術の大テーマ、旧約聖書。大親分ヤハウェの大活躍と大虐殺、対する人類の苦悩と希望はどのように表現されてきたのか。やくざ風物語と作品鑑賞で読みとく。
内容説明
人類リセット大洪水!息子丸焼き命令!中間管理職モーセの苦悩!大親分ヤハウェの気まぐれと暴力が織りなす旧約聖書の世界へようこそ!やくざ風物語と美術鑑賞で、聖書と西洋美術の両方がわかる!画期的美術読本!!
目次
第1部 仁義なき旧約物語(天地創造;アダムとエバ;カインとアベル;ノアの箱舟;バベルの塔 ほか)
第2部 仁義なき旧約聖書の美術(楽園追放;最初の殺人;バベルの塔;大洪水;ソドムと同性愛 ほか)
著者等紹介
架神恭介[カガミキョウスケ]
1980年生まれ。広島県出身。作家。早稲田大学卒業
池上英洋[イケガミヒデヒロ]
1967年生まれ。広島県出身。東京造形大学教授。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かおりんご
22
今回は宗教画の説明もあったのがよかった。が、しかし、聖書のあらましがわかっていたら、こんな解釈もあるのねーと、楽しく読めそうだが、まだしっかり読んだことのない人には、やくざの表現が分かりづらそう。これだったら、上馬教会さんの本か、この著者の前作の方がわかりやすいかもしれません。2020/08/14
くさてる
15
いわゆる任侠言葉、やくざ映画のような語り口で聖書とそれに関連する美術(絵、彫刻など)を解説した内容。とっつきにくい内容を、やくざ言葉で面白く読ませることが狙いなのかな?キリスト教徒のかたからしたらどうなのかなと思いつつ、なるほどと読みました。田亀源五郎先生の装画が素晴らしいです。2020/09/12
conegi
7
なかなかすごい発想の美術解説書。ヤハウェ親分の無茶振りに振り回されるやくざ(人類)はスッと頭に入りつつも、笑える。200万人を殺(バラ)したと自慢する親分怖い。ある程度は旧約聖書の内容を知っていたので面白かったが、これで初めて聖書に触れる人にはどうだろう?と思った。しかし2部で一転して真面目な解説になるため、その振れ幅には面食らってしまう。1部と2部は別の本だね。2部の内容も面白いとは思うけど。2024/03/31
Ai
6
全然任侠にしなくて良かったのではと思っちゃう。 任侠言葉が読みづらくて(笑)2020/07/01
クサバナリスト
5
新約篇と同じで 極道物語は要らない❗なぜこんな企画をしたのか不思議?2020/07/04