出版社内容情報
レオナルド、ベラスケス、レンブラント……西洋美術史上に輝く巨匠たちが語る知られざる「私」の物語がここに。美術家の森村泰昌さん初のビジュアル小説集。
内容説明
ウソ?!偽り?!美術史への挑戦状。時空を超えて召喚された美術史上の巨匠たち12人が、それぞれの「私」を語りだす。大阪・国立国際美術館「自画像の美術史」展で発表された初の長編映像作品を書籍化。
目次
レオナルド・ダ・ヴィンチ
カラヴァッジョ
ディエゴ・ベラスケス
レンブラント・ファン・レイン
ヤン・ファン・エイク
アルブレヒト・デューラー
ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
ヨハネス・フェルメール
フィンセント・ファン・ゴッホ
フリーダ・カーロ
アンディ・ウォーホル
モリムラ・ヤスマサ
著者等紹介
森村泰昌[モリムラヤスマサ]
1951年に生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業、専攻科修了。1985年、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作。以降、一慣して「自画像的作品」をテーマに作品を作り続ける。国内外で多くの展覧会を開催。ヨコハマトリエンナーレ2014ではアーティスティックディレクターを務める。2007年度芸術選奨文部科学大臣賞、2011年、紫綬褒章を受章。文筆家として雑誌や新聞へ寄稿するほか、著書も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
82
この一冊が芸術作品のようである。シュールというかなんと形容していいかわからないがなんかすごい。2017/11/06
sofia
33
先日、大阪で森村泰昌「私」と「わたし」が出会うとき展を見た後に図書館で借りる。展覧会での長編映像作品の単行本化といったところ。あの映像はおもしろかった。ベラスケスに関しては展覧会の方が複雑で見ごたえがあった。2016/06/27
江藤 はるは
7
私はワタシと旅にでる。2020/03/11
Yuko
5
<レオナルド・ダ・ヴィンチ、ディエゴ・ベラスケス…。時空を超えて召喚された美術史上の巨匠たち12人が、それぞれの「私」を語りだす。大阪・国立国際美術館「自画像の美術史」展で発表された映像作品を書籍化。> 2016年 森村さん 3冊目 真似て作家に迫る! なりきることで作家と作品に出会う。 「私」と「わたし」・・どこからが「わたし」で「私」? 2021/12/21
tomatobook
4
個展「森村泰昌:自画像の美術史ー「私」と「わたし」が出会うとき」にあわせて制作された、文章とビジュアルによる一冊。個展自体は2016年開催。森村氏は存在が芸術だ。こんな書籍は初めて。画家の自画像のセルフポートレイトなのだが、そのこだわりが見事。画家の告白のセリフが映画のワンシーンに出てくるようなドラマティックな文章なのだ。今後、個展があったらぜひ行きたい。2021/12/21