内容説明
性懲りもなく半世紀に亘って映画を撮り続けるゴダールを、性懲りもなくいつも/たまに見続けてきた人びとに向けて、性懲りもなく書き続けられたきわめつけのゴダール論集。特別付録に黒沢清インタヴュー。
目次
プロローグ 時限装置としてのゴダール
1 映画作家は映画を撮る
2 映画作家は映画から遠く離れる
3 映画作家は決算の身振りを演じる
4 映画作家は世紀のはざまを生きる
5 映画作家の仕事をたどる
エピローグ ゴダール革命に向けて
付録 特別インタヴュー 映画はゴダールのように豊かであっていっこうに構わない(黒沢清)
著者等紹介
蓮實重彦[ハスミシゲヒコ]
1936年、東京に生れる。映画評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
12
冒頭近くで、蓮實はゴダールの同語反復性を指摘する。『女は女である』の題名のように、思考の展開を欠いた反復。これは蓮實の「表層」と関わっていると思われるが、深さの欠如に耐えられる作家としてゴダールは位置づけられる。「待てない」し「待たない」作家としてのゴダール。誰でもやれるのに誰もやらないことを行うゴダール。蓮實が40年に渡り断続的に書き続けてきた文から浮かび上がることは、単純な作家であるが故に複雑に受け取られるという矛盾であり、それは執筆者本人の立場と呼応している。2022/11/01
tyfk
6
「Ⅴ 映画作家の仕事をたどる」の『彼女について知っている二、三の事柄』『パッション』『カルメンという名の女』は、80年代前半の文章で初出は雑誌ブルータスの連載「映画に目が眩んで」、この連載はその後マリ・クレール日本版に。わりとサブカル文体な要素が多い印象。映画批評ってジャンルには独特な約束事があるのかな。2024/03/23
とんこつ
2
びっくりするくらいほとんど何も分からなかった。おそらくゴダールに関する基本的な知識が欠けているからだと思う。またいつの日か再チャレンジ。2012/02/07
囚人13号
1
凄いんだけど、評論家はゴダール以上に危険な生き物であると強く指摘しておきたい。批評とは如何なるときも「読みもの」として消費されるべきであるが、周知の通り蓮實構文は非常に巧みな扇動装置なので(笑)至る所でハロー効果を引き起こしてきた。しかし今回は流石ゴダールというか、細部のイメージ(新ドイツ零年の犬など)へ執着しつつ映画的次元を超えて常に外側へ、作品内で道化に徹す俳優ゴダールとは異なる別人格としての、レマン湖畔で編集台に向かう"映画作家ゴダール"の輪郭を文学的に素描している感が強い。リア王評は必読かと
カラシニコフ
1
蓮實重彦氏がゴダールについて書いた本。うーん、難しい。2013/08/06
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