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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
テッテレこだち
4
音楽家ブーレーズによる画家クレーの分析、という趣の本。そんなに長い本ではなく、クレーの絵のフルカラー図版やさまざまな楽譜がとてもたくさんでてくるので文章そのものの総量はそんなに多くないのだが、たぶんクレーの『造形思考』を先に読んでおいたほうがまだわかりやすかったかな…という印象。これを読むまでブーレーズのことをほとんど知らなかったのだが、メシアンの弟子?なんだろうか。メシアンは色と音に関する共感覚の持ち主として有名だったはずだから、音楽の書記法と絵画の繋がりへの文脈もなんとなく頷ける。2025/03/14
eneo
1
21年も前に買った本(買ったきっかけとなった朝日新聞の書評が本にはさんであった)をようやく読む。芸術家の直感で、芸術家の作品を読み取っている過程は、正直言って難しかったが、豊富に挿入されたカラー図版が美しく、ドビュッシーなどのスコアの断片を読み、頭の中で音楽を鳴り響かせながらクレーをあらためて眺める。2015/10/06
sirokumaco
0
著者は指揮者、子どもやクレーの作品について私がほしいと思えるような情報が見当たらなく、内容が音楽とのかかわりが中心だったため、敬遠。2009/04/22