感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
28
再読。映像文化の中、音響は、特に日本では冷遇されてきた。予算がないので、職人技がハバを効かすしかなくなる。私たちがメデイアで聴く音は、ほとんどが効果音であるという衝撃の事実。そしてまたその効果音の方が、現実の音よりもずっと本物らしく聞こえるということ。ちょっとした音を得るためにも、効果音スタッフはとんでもない苦労を重ねる。音響担当にはふさわしい報酬を!2016/07/14
keiniku
4
動物の鳴き真似をしたり、金属バケツの中に豆を落としたり、白菜切ったり、と、書いてあることをついついやりたくなっちゃう。 確かに馬の足音はお椀を、パカラッパカラッ! と言う作り方なんだろうが、蹄鉄もつけてないし土の道を走っていた昔の日本の馬はパカラパカラ言わないよね。 でも見てる人たちにとってリアルかどうかが大事なんだろうね。2022/08/23
みみこ
2
音はイメージや心持ちによって聞こえ方が変化することを繰り返し確認するような本だった。2017/10/12
蹴球有閑人
0
この本も、後進の末席にかろうじてしがみついて引っかかっている私にとって、バイブルである。