内容説明
これは相撲の本ではない。日本相撲界という、奇妙で過酷な世界に巻き込まれた2人の外国人(ジェシー=高見山、サリー=小錦)の悪戦苦闘の物語である。
目次
プロローグ 純血スポーツと外人力士
1 闘うサリーの物語(ナナクリから来た“おとなこども”;サリー・アティサノエ大いに語る;「アンチ小錦」の大合唱の中で;巨体の中にいる“はにかみ屋”;日本のドラマ、日本のヒーロー)
2 ジェシーの出世物語(ジェシー・クハウルアかく語りき;ジェシー&サリーのスモウ談義;心優しきヒーローの引退劇)
エピローグ スモウ・レスラーと外人ファン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむら
23
高見山と小錦、相撲界の外国人力士のレジェンド2人の生い立ち&ロングインタビュー。高見山が引退して小錦がまだ三役になる前の1986年に出た本。ガイジン批判を平気でしていた昭和のマスコミや一般人に隔世の感。著者は日米野球や日本の闇社会の本でお馴染みのホワイティングさん。相撲の本も出してたんだー。皮肉の効いた文章が好き。南伸坊のイラストも良き。今読むとその後の曙、武蔵丸、そしてモンゴル力士たちの大活躍という相撲界の外国人力士の原点に触れることができる稀有な体験。これは図書館にあってヨカッタわ!2024/02/23
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