出版社内容情報
20世紀の経済学に大きな影響を与えた理論経済学者・ナイト。資本主義の原理を追究し、企業経営の本質に迫り、営利の源泉を喝破した主著にして名著を新訳で刊行。
内容説明
シカゴ学派の始祖として活躍し、20世紀の社会科学に大きな影響を与えた経済学者フランク・H・ナイト(1885‐1972)。自由主義と市場経済を擁護しつつ、自由放任を是とする新自由主義を批判した。本書でナイトは、「リスク」と「不確実性」を峻別し、現実の経済に存在する「不確実性」こそが企業経営における利潤の源泉であると説明する。示唆にあふれ、今なお味読に値する名著が新訳でよみがえる。充実した巻末索引も付載。
目次
第1部 序言(経済理論における利潤と不確実性の位置;利潤の理論―利潤との関係における変化とリスク)
第2部 完全競争(選択と交換の理論;共同生産と資本化;不確実性が存在しない場合の変化と進歩 ほか)
第3部 リスクと不確実性に因る不完全競争(リスクと不確実性の意味;不確実性に対処する構造と方法;企業と利潤 ほか)
著者等紹介
ナイト,フランク・H.[ナイト,フランクH.] [Knight,Frank Hyneman]
1885‐1972 二十世紀を代表する米国の経済学者。自由主義市場経済体制を擁護し、ケインズ主義的経済介入に異議を唱える「シカゴ学派」の始祖として知られる
桂木隆夫[カツラギタカオ]
1951年生まれ。法哲学および公共哲学専攻。学習院大学名誉教授
佐藤方宣[サトウマサノブ]
1969年生まれ。経済学史・経済思想史専攻。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、関西大学経済学部教授
太子堂正称[タイシドウマサノリ]
1974年生まれ。経済哲学・社会思想史専攻。慶應義塾大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、東洋大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
人生ゴルディアス
takao
☆ツイテル☆
☆ツイテル☆
-
- 電子書籍
- 御纏奉行闇始末 野望の果て 学研M文庫