出版社内容情報
西洋史を「共存」と「境界」の視点から整理し、十字軍の内実、聖戦と正戦、フェーデと文明化、グロティウスとホッブズの比較、万国公法と日本などのテーマを通して、暴力への衝動と平和への試みが交差してきた過程を考察する。
内容説明
西洋史を「共存」と「境界」の相克という視点から整理し、十字軍の内実、聖戦と正戦、フェーデと文明化、グロティウスとホッブズの比較、万国公法と日本などのテーマを通して、暴力(戦争)への衝動と理性的な秩序形成の試みが交差してきた過程を考察する。
目次
第1章 衝突する宗教―「境界」の成立(キリスト教と神判;聖地の浄化―十字軍の「神話」;入るように強制せよ(Compelle Intrare)―伝道の思想と異教的フロンティア
インノケンティウス四世と異教世界)
第2章 暴力の法理―「境界」の理論(異教徒に権利はあるか―中世ヨーロッパの正戦論;聖戦・正戦・合法戦争―「正しい戦争」とは何か)
第3章 正戦論の展開とアメリカ―拡大する「境界」1(転機―富の源泉はいつ掠奪から生産へと移行したか?;帝国の移転―近代国家システムと「神の国」アメリカ;二十世紀の新正戦論―グロティウスの再生とアメリカ)
第4章 「文明化」と日本―拡大する「境界」2(暴力とその規制―西洋文明;暴力と身体と教育―近代教育を考える前提として;明治国家における「文明」と国際法;福田徳三の国際政治思想)
著者等紹介
山内進[ヤマウチススム]
1949年、北海道小樽市生まれ。1972年、一橋大学法学部を卒業し、1977年、一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。その後、成城大学法学部助手、同法学部教授を経て、1990年、一橋大学法学部・大学院法学研究科教授。2004年、同大大学院法学研究科長・法学部長。同年、二十一世紀COEプログラム「ヨーロッパの革新的研究拠点」拠点リーダー。2006年、国立大学法人一橋大学理事(専任)副学長(社会連携・財務担当)、2010年12月から一橋大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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