文明は暴力を超えられるか

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  • サイズ B6判/ページ数 392p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480867216
  • NDC分類 319
  • Cコード C0031

出版社内容情報

西洋史を「共存」と「境界」の視点から整理し、十字軍の内実、聖戦と正戦、フェーデと文明化、グロティウスとホッブズの比較、万国公法と日本などのテーマを通して、暴力への衝動と平和への試みが交差してきた過程を考察する。

内容説明

西洋史を「共存」と「境界」の相克という視点から整理し、十字軍の内実、聖戦と正戦、フェーデと文明化、グロティウスとホッブズの比較、万国公法と日本などのテーマを通して、暴力(戦争)への衝動と理性的な秩序形成の試みが交差してきた過程を考察する。

目次

第1章 衝突する宗教―「境界」の成立(キリスト教と神判;聖地の浄化―十字軍の「神話」;入るように強制せよ(Compelle Intrare)―伝道の思想と異教的フロンティア
インノケンティウス四世と異教世界)
第2章 暴力の法理―「境界」の理論(異教徒に権利はあるか―中世ヨーロッパの正戦論;聖戦・正戦・合法戦争―「正しい戦争」とは何か)
第3章 正戦論の展開とアメリカ―拡大する「境界」1(転機―富の源泉はいつ掠奪から生産へと移行したか?;帝国の移転―近代国家システムと「神の国」アメリカ;二十世紀の新正戦論―グロティウスの再生とアメリカ)
第4章 「文明化」と日本―拡大する「境界」2(暴力とその規制―西洋文明;暴力と身体と教育―近代教育を考える前提として;明治国家における「文明」と国際法;福田徳三の国際政治思想)

著者等紹介

山内進[ヤマウチススム]
1949年、北海道小樽市生まれ。1972年、一橋大学法学部を卒業し、1977年、一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。その後、成城大学法学部助手、同法学部教授を経て、1990年、一橋大学法学部・大学院法学研究科教授。2004年、同大大学院法学研究科長・法学部長。同年、二十一世紀COEプログラム「ヨーロッパの革新的研究拠点」拠点リーダー。2006年、国立大学法人一橋大学理事(専任)副学長(社会連携・財務担当)、2010年12月から一橋大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ユーディット

2
素晴らしい素晴らしい素晴らしい!!!日本も世界も戦争と右翼が台頭する勢いの今日、教養とか趣味とかそういったことではなく、現実的な問題提起となっている。山内先生の御本の集大成の様な感もあって考えが明確で他の専門的な著書に比較し読みやすい。真面目な全ての人に読んで欲しい。不真面目な人はこれを読んで真剣になれって感じ2013/05/26

1.3manen

2
「文明」が「野蛮」を制し、教え、支配(119ページ)とあるが、評者は文明の終着駅が原発事故との持論があり、違和感。文明は野蛮だから。セシウム暴走を食い止めれないのだから。また、正しい戦争という言い方にも抵抗がある(121ページ~)。本著の専門分野は中世ヨーロッパだから、現代の発想では齟齬があるのはわかるとしても、戦争は戦争でないか。正当化されうる戦争ということらしい(126ページ)。中世は野蛮な時代だったのだな。聖戦は神との関わりでいい、正戦とは正当な理由(136ページ)。現代は合法か否か決めるようだ。2012/12/18

takao

1
ふむ2025/04/12

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