出版社内容情報
近代ヨーロッパの言語史を、〈国民国家〉の形成史と捉え、大西洋からウラル山脈にいたる広大な地域の国家間ネットワークの再編を見透かした歴史社会言語学の金字塔。
目次
今日のヨーロッパにおける言語と国家―第一のアプローチ
良き学際的了解のために必要ないくつかの概念について
西欧における第一次エコ言語革命―一五‐一六世紀(普遍ラテン語から共通語へ;共通語出現の決定要因)
共通語のヨーロッパ―一五五〇‐一八〇〇年(西欧の「大言語」;「小言語」と周縁のヨーロッパ;進展)
ヨーロッパにおける第二次エコ言語革命―一八〇〇‐一九一八年:国語の時代
一九世紀における革命的国民とロマン主義的国民(大国家のヨーロッパ;歴史を有する国民と国家を求める民族集団)
全ヨーロッパが国民国家へ―舗装プロセスの完成
ヨーロッパにおける第三次エコ言語革命に向けて
未来のヨーロッパにおける国語・国際語・コミュニケーション
著者等紹介
バッジオーニ,ダニエル[バッジオーニ,ダニエル][Baggioni,Daniel]
1945年生まれ。フランスのプロヴァンス大学言語学教授在職中の1998年、交通事故により死去。フランス語圏やクレオール語をフィールドとした社会言語学の業績を多く残した
今井勉[イマイツトム]
1962年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。東北大学大学院文学研究科助教授(フランス語学フランス文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 日本における民衆と宗教