出版社内容情報
問題点を「痛み」、改善策を「希望」と捉え、周囲を巻き込みながら持続可能なあたたかい場を生成する。四国の病院で実践される新しいコミュニティ作りの軌跡。
内容説明
四国こどもとおとなの医療センター、遠くからでも目を引くおおらかな樹々が描かれたその病院は、いつもどこかが変わり続けている。「そこに居ること」を皆が意識できる場所づくりとは?病院という本来、痛みが多い空間を温かい場所に変えるためには?日本では珍しいホスピタルアートディレクターを置いた病院の挑戦と軌跡―。
目次
序章 コミュニティは常に変化する
第1章 理念は環境に現れる
第2章 巻き込みつつ巻き込まれる
第3章 包摂のコミュニティ
第4章 私たちはなにを“共創”するのか
終章 生きつづける病院
著者等紹介
紫牟田伸子[シムタノブコ]
編集家・デザインジャーナリスト。「ものごとの編集」を軸に企業や社会・地域に作用するデザインを目指し、商品開発、ブランディング、コミュニケーション戦略などに携わる。桑沢デザイン研究所ほかで非常勤講師
森合音[モリアイネ]
独立行政法人国立病院機構四国こどもとおとなの医療センター専属アートディレクター、NPOアーツプロジェクト代表、アーツミーツケア学会共同代表、宝塚大学客員准教授。2008年より香川小児病院、2013年の統合により当病院に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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