百貨店の展覧会―昭和のみせもの1945‐1988

個数:

百貨店の展覧会―昭和のみせもの1945‐1988

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 22時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480864581
  • NDC分類 706.9
  • Cコード C0063

出版社内容情報

百貨店はかつて、美術も文化も社会現象も展示する情報の発信基地だった──。時代を牽引した百貨店の展覧会から昭和を振り返る。

志賀 健二郎[シガ ケンジロウ]
著・文・その他

内容説明

百貨店の歴史は1904年の三越に始まります。当初から文化事業との関わりが深かったものの、特に戦後、都心の各百貨店は競うようにして文化的な催し物に取り組みます。展示されたのはあらゆるもの。国宝級の美術品のみならず、ニュースや事件、文学者、漫画、昆虫から生け花まで。世相を反映するだけではなく、常に時代を一歩先んじた野心的な企画展示に、老いも若きも、大人も子どもも心躍らせました。戦後文化は紛れもなく、百貨店から生まれ、育ち、拡がったのです。本書は、百貨店展覧会の歴史を通して、あらためて昭和という一時代を振り返ります。

目次

第1章 敗戦後の混乱のもとで―1945~49年(昭和20~24年)
第2章 経済復興とともに―1950~54年(昭和25~29年)
第3章 展覧会の新たな取組み―1955~59年(昭和30~34年)
第4章 大衆消費社会の進展―1960~64年(昭和35~39年)
第5章 高度経済成長の波にのり―1965~69年(昭和40~44年)
第6章 転換する時代―1970年~(昭和45年~)
終章 百貨店展覧会の実像

著者等紹介

志賀健二郎[シガケンジロウ]
1950年兵庫県生まれ。1974年京都大学文学部史学科卒業。小田急百貨店入社。文化催事(小田急グランドギャラリー)、宣伝、販売促進などを担当。小田急美術館館長(兼務)。2006年川崎市の公募で採用され川崎市市民ミュージアム館長に就任(~2011年)。2011年川崎市市民ミュージアムアドバイザー(~2014年)。学校法人田中千代学園副理事長。渋谷ファッション&アート専門学校(前田中千代ファッションカレッジ)校長。日本映画大学非常勤講師(博物館経営論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えすてい

10
著者曰く、百貨店で展覧会を開催し入場料を徴収し大勢の来場者があっても、利益が出ることはなく経費の持ち出しになることが多いという。また、百貨店側も展覧会の開催にメセナの視点はなく、あくまで営業活動の一貫である。しかし、戦後しばらく公的な博物館は資金がなく貧弱であったため、消費者の動向をいち早く察知し集客のノウハウに長けた百貨店での展覧会は利にかなっていた。戦後の大衆消費社会の中で百貨店で開催された数多の展覧会は文化活動の歴史でもあり、消費の歴史でもある。取り上げられたのが23区内百貨店限定なのがやや残念。2022/08/10

hitotak

3
戦後から1980年位までの都内百貨店で行われた展覧会の成り立ち、全盛期の主な展示テーマ等を論じている。文学展や有名寺院の国宝展示など、現在なら博物館で実施されるレベルのアカデミックな展覧が百貨店で行われていた。当時公共施設に大人数を集められ、且つ空調が整った建物がなかったのも理由の一つらしい。原爆、東京大空襲等の戦争展も盛んだった。皆戦争の記憶を共有していた時代に、物品を売る事以外の志を持った百貨店と、それを見たいと集まる客がいてこその展示だろう。巻末にはテーマ別の開催展名・実施百貨店の詳細データ付き。2018/05/11

takao

2
ふむ2023/03/08

かんしゃします。

1
労作。かつての展覧会は百貨店で開かれるものと相場が決まっていた。1970-1990に地方ミュージアムが次々と設立されると、最初のうちは行政予算がしっかり付き、東京のデパート発地方巡回の展覧会が続々と開催された。行政予算が枯渇し、現在では東京は国立館を中心にした大型展覧会、地方は地方マスコミとの実行委員会に変貌した。コロナ後を予測させる知見が出てくることを期待する。

tkm66

0
・・う、う〜ん。・・ちょいとタイトルに期待し過ぎちゃったかなあ。反省、ですな。2018/08/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12721538
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。