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不況は人災です!―みんなで元気になる経済学・入門

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480864031
  • NDC分類 331
  • Cコード C0033

内容説明

いつクビになるかと不安な人々、頑張っても就職できない若者たち…デフレ不況で元気をなくした平成ニッポン。なぜ?どうすればいい?世界標準の新理論で、景気回復の処方箋を示す。難しい数式は一切なし、みんなのための経済学・入門。

目次

第1章 よーく考えよう、景気は大事だよ
第2章 二つの経済成長って?
第3章 先の景気「回復」の原因とは?
第4章 再び不況に転落した理由
第5章 新しいケインズ理論の登場!
第6章 金融緩和は誰の味方?
第7章 デフレ不況を克服する!

著者等紹介

松尾匡[マツオタダス]
1964年生まれ。神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、立命館大学経済学部教授。理論経済学を専攻。論文「商人道!」で第3回河上肇賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

10
インフレは悪だとか経済成長が必要なのかという考えにいつも間にか洗脳されていたのかもしれません。バブル景気ははじけたら怖いけど、不況が続く方が確かに国民にとっては辛いことだと思います。だからこそ景気回復を前面にだすアベノミクスに人気が集まるのでしょう。リベラル政党はアベノミクスを批判するのなら、それに代わる景気対策を主張するべきです。自民党の大企業優先の金融政策が問題だというのなら、わが党は金融緩和して福祉分野の雇用を充実させますとか対抗すればいいでのです。この本を読んで頭の切換えが必要だと感じました。2015/02/18

unterwelt

2
不況はなぜ悪いのか、なぜ経済成長が必要なのか分かったが、イマイチ分からなかったところもあった。しかし「左派や労働組合が大資本家に有利な政策ばかり掲げて、働く人々の雇用拡大のニーズに応えなかったら、右派ナショナリズム勢力がその代りを担うのは歴史の常です」と書いたら本当にそうなるとは。で、今の左派がそこを改めているかというと……。2017/06/28

脳疣沼

2
クルーグマンの本より読みやすいです。まさか安倍政権がこの政策を取り入れて、リベラルのはずの野党がその逆を行くとはね。2016/11/10

k_jizo

1
★2010年の自民党への批判本。かなり難しい内容、特にケインズ学派の系譜あたりは全くわからなかった2014/04/22

のぶ

1
景気は大事だ(エコも福祉も雇用安定も景気という土台がないと機能しない)、日本の大不況は政府と日銀の政策が原因、処方としては金融緩和だが「インフレ目標」を設定して行うべきだ、というような話をわかり易く説明した本です。学派としてはネオケインジアンに属するのかな。私がこの前に経済学の本を読んだ頃(新古典派の時代だったと言えるかな)から約20年で学界の様相も変わったようですね。3年前の本ですが今年になって松尾さんの示す方向に政策が方向転換してきてるようです。しかし不況の戦犯の一人が現財務相で、いいのかこの国は? 2013/04/06

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