馬・車輪・言語〈上〉―文明はどこで誕生したのか

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馬・車輪・言語〈上〉―文明はどこで誕生したのか

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  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480861351
  • NDC分類 202.5
  • Cコード C0020

出版社内容情報

世界で30億人が使う印欧語。その言語を話していた祖先はなぜこれほど拡散できたのか? 言語学と考古学で文明誕生の謎に迫る。

デイヴィッド・W・アンソニー[アンソニー,デイヴィッド・W]
著・文・その他

東郷 えりか[トウゴウ エリカ]
翻訳

内容説明

今日、世界の30億人が話している言語は、印欧語族というグループにまとめられる。言語学者たちは、英語、ヒンディー語などそれぞれの言葉に分岐する前の祖先語の系譜をたどった。すると最も古い祖語の中に「馬」「車輪」「羊毛」といった単語が現れる。その言葉を話していた人びとは、そもそもどこにいたのか?なぜ今日これほどまでに拡散できたのか?歴史言語学者が指し示した言語の化石を、考古学者は遺跡から発掘する。馬の家畜化、騎乗、車輪の痕跡を追跡し、たどりついたのはメソポタミアでもエジプトでもなかった―。文明誕生の契機は農耕の発明とされてきたが、人類の文明化、文明の拡大をもたらした真の要因とは何か?ユーラシア全域を股にかけ、文明誕生前夜の世界を生き生きと描き出す。考古学の壮大なる挑戦。

目次

1 言語と考古学(母言語がもたらす期待と政治;死語をどう再構築するか;印欧祖語の最後の話し手―言語と時代1;羊毛、車輪、印欧祖語―言語と時代2;印欧祖語の原郷の場所―言語と場所 ほか)
2 ユーラシア・ステップの開放(死滅した文化を再構築する方法;最初の農耕民と牧畜民―黒海・カスピ海の新石器時代;牝牛、銅、首長;馬の家畜化と乗馬の起源―歯の物語;古ヨーロッパの終焉とステップの台頭)

著者等紹介

アンソニー,デイヴィッド・W.[アンソニー,デイヴィッドW.] [Anthony,David W.]
ハートウィック大学考古学・人類学教授。東欧から中央アジアにかけての先史文化の専門家。『馬・車輪・言語―文明はどこで誕生したのか』で2010年アメリカ考古学協会賞を受賞

東郷えりか[トウゴウエリカ]
翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

112
もとの言語である印欧語がどのようにして英語やヒンディー語の分化して言ったかを言語学者は研究をしてきました。それによるとそこには「馬」「車輪」「羊毛」などの言語が出てくるということでの考古学の研究と言語との係わり合いを探っているのがこの本です。かなり図表や地図などが出てくるので読むについて非常に参考になりました。一般的な歴史書の範疇を越えている学術書的な内容です。2019/05/07

サアベドラ

29
比較言語学と近年の考古学の成果を総合して、インド・ヨーロッパ語族の原郷と拡散の過程を地図と年表に具体的に跡づけた労作。著者はアメリカの考古学者。原書は2007年刊で、この分野ではすごく有名な本。言語学の話は3割ほどで残りは考古学なのだが、とにかく膨大な量の馴染みのない地名に圧倒される。本題の印欧祖語話者=ヤムナヤ文化集団が登場するまでに何度心が折れかけたことか。印欧語に関心のある評者は楽しめたが、普通の人にはちと難しすぎるのでは。鳥類学者が書いた似たような題名のアレを想像して手にとった人は、お気の毒です。2018/08/12

zoe

18
The Horse, The Wheel, and Language (2007年). 何でも興味を持って、広くの事を一つの頭の中に叩き込んだら、時や場所を越えてバラバラになった物事、背景にあるルールや歴史が、組み上がり、浮かび上がり、体を成すんじゃないだろうか。気付いた仮説を一つ一つ検証する作業は果てしない。言葉と家畜、そしてステップ。2018/09/21

ブラックジャケット

11
題名からしてJ・ダイアモンドの名著「銃・病原菌・鉄」を彷彿とさせる。今回は馬と車輪と言語か、と読み始めたが、かなり難しい。印欧祖語のルーツ研究など、言語学・考古学分野の最新研究成果をフォローしつつ、ユーラシア・ステップの重要性を強調する。従来の大河川の地味肥えた地域の 農業重視から、羊・牛・馬などの牧畜業のダイナミズムを文明伝播の有力者とした。河川よりもステップへ、この視点は斬新だ。しかし学問的裏付けに厳格で、一般的な読者からすると堅苦しい。ダイアモンド先生の語り口が懐かしく感じられる。頑張って下巻へ。 2021/04/03

Piichan

10
言語がどのようにして変化していったのかという考察が興味深かったです。2018/10/25

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