出版社内容情報
いかなる文明も衰退を免れ得ない。二一〇三年、西洋文明は終わる。なぜか? 従来の文明論の枠組を大きくに超え、歴史学者が衝撃の未来図を明晰な論理で描き出す。
内容説明
西洋は常に世界の覇者だったわけではない。5世紀半ばから1200年もの間、アジアは紛れもなく文明の最先端を走っていた。下巻はこの東洋の時代から始まる。ではなぜ中国で産業革命は起こらなかったのか。これまで幾度となく問われてきたこの問いに、著者は大胆で独創的な答えを用意する。そしてあらゆる文明が停滞と衰退を免れないとしたら、何がそれを打ち破る契機となるのかと問い返す。今日の文明世界は次なる革新を迎えることができるのか―。「2103年、西洋文明が終わりを迎える」。その衝撃の未来図を明晰な論理によって導き出す。歴史書の金字塔。
目次
2 興亡―文明隆盛と衰退の法則(承前)(東洋の時代;世界へ向かう;西洋が追いつく;西洋の時代)
3 未来―歴史が指し示すもの(なぜ西洋が支配しているのか…;…今のところは)
著者等紹介
モリス,イアン[モリス,イアン] [Morris,Ian]
スタンフォード大学歴史学教授。1960年イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で考古学のPh.D.を取得後、シカゴ大学を経て現職。古代地中海文明における都市の形成についての研究が専門。『人類5万年 文明の興亡―なぜ西洋が世界を支配しているのか』でアメリカ・ペンクラブ賞他、三つの国際図書賞を受賞
北川知子[キタガワトモコ]
翻訳家。奈良女子大学大学院修士課程(社会学専攻)修了。国立国会図書館勤務を経て、翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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