B.C.1177―古代グローバル文明の崩壊

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B.C.1177―古代グローバル文明の崩壊

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480858160
  • NDC分類 209.2
  • Cコード C0020

出版社内容情報

地中海世界の文明は"海の民"によって滅ぼされたと言われてきた。それは事実なのか? 定説を覆した驚きの書。

内容説明

紀元前三〇〇〇年ごろからはじまる青銅器時代、メソポタミアから地中海東岸にかけて、豊かな文明が栄えていた。近年の発掘調査から、彼らは緊密に結ばれた高度なグローバルな文明世界を形成していたことがわかっている。だが、その文明世界は紀元前一二〇〇年ごろ、突如として消滅する。従来、この文明崩壊は、“海の民”と呼ばれる謎の集団によってもたらされたと考えられてきた。しかし、この集団の存在証拠はきわめて曖昧で、破壊の限りを尽くしたと言われるが、その痕跡は見あたらない。彼らではないとしたら、文明崩壊のほんとうの原因はなんだったのか―。最新の考古学の知見をもとに、新しい古代世界像と文明の転換点を鮮やかに描き出す。

目次

プロローグ 文明の崩壊―前1177年
第1幕 武器と人について―前15世紀
第2幕 (エーゲ海版)めぐり逢い―前14世紀
第3幕 神々と国のための戦い―前13世紀
第4幕 ひとつの時代の終わり―前12世紀
第5幕 災厄の「パーフェクト・ストーム」?
エピローグ 崩壊のあと

著者等紹介

クライン,エリック・H.[クライン,エリックH.] [Cline,Eric H.]
1960年生まれ。歴史家・考古学者。ジョージ・ワシントン大学古典学・人類学教授。同大キャピトル考古学研究所の所長を兼任。ギリシャ、クレタ、キプロス、エジプト、イスラエル、ヨルダンなどで精力的に発掘調査を行っている

安原和見[ヤスハラカズミ]
翻訳家。鹿児島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

35
【始原へ36】一般読者向けの考古学、いや世界史の読み物の近年の収穫だろう。考古学の最新の成果を紹介するものとして、そして古代史の歴史の見方を変えさせるものとして、さらに現代の文明への警鐘を鳴らすものとして。そして、抜群のストーリーテリング。まさしく巻を措く能わずであった。■1177年、紀元後なら想像もつくが紀元前となるとハテ?いつのことだか全く見当もつかないが、その筋では歴史を画する有名な年らしい。青銅器時代から鉄器時代への転換期。ギリシャにおけるミュケナイ文明からアテナイ/スパルタへの転換期と言えば↓2021/08/05

HMax

32
今から3000年以上も前の昔に2000km以上も離れたところと交易をし、当時の「グローバル」な活動に驚きです。それが過ぎ、何百年もの暗黒時代が過ぎ、鉄器時代が始まると、また「グローバル」の繁栄時代が始まり、また暗黒時代、結局、歴史は繰り返されるのですね。次の暗黒時代が来ないように、各人が出来ることを、コツコツと始めましょう。2018/06/16

サアベドラ

31
ヒッタイトやエジプト新王国、ミケーネ文明など、オリエントから東地中海にかけての諸文明が紀元前12世紀頃に一斉に衰退を始めた、いわゆる「前12世紀の大崩壊」の謎に迫る一冊。著者はアメリカの考古学者。従来は「海の民」という謎の海洋民の侵攻が原因とされてきたが、近年の考古学の成果によると、あくまで原因の一つでしかないらしい。他にも気候変動や天災、行政・経済システムの変化などが挙げられているが、いずれも証拠不足で決定的とは言い難い。結論が出るにはまだ時間がかかりそうだが、現在の研究状況を知るという意味では良い本。2018/11/30

ドラマチックガス

21
高校世界史において、一番のロマンが「海の民」だった。ある日突然現れてヒッタイトをはじめとする強国をことごとく滅ぼし、そのまま忽然と消える。そんな海の民の本をずっと読みたかったけれど、謎な存在だけになかなか手に入らなかった。そしてついに見つけたのがこの本。ただ、結果は「ほとんどは海の民のせいじゃない」という、ロマンが消え失せるものだった。そこはかとない哀しさを味わいつつ、ただ内容自体は楽しめました。3200年前(共和政ローマも周王朝もない)のことがここまでわかっていることに、ただただ感激。2022/09/10

はるわか

20
紀元前15〜13世紀メソポタミアから地中海東岸にかけて豊かな文明が栄えた。ミュケナイ・ミノア、ヒッタイト、エジプト、バビロニア、アッシリア、カナン、キュプロス。国際交易ルートを通じて密接に結ばれた高度なグローバルな文明世界を形成。紀元前1177年頃多くの都市が破壊され後期青銅器文明は崩壊。その理由は分かっていない。システム崩壊説:システムの構成要素間の相互依存度が高まる程、その安定は保ち難い。地震、飢饉・干ばつ、気候変動、内乱、外敵の侵入(海の民?)、交易ルートの断絶など複数の要因により不安定化し崩壊?。2018/07/04

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