出版社内容情報
川と森に囲まれ、古代の姿をいまにとどめる伊勢神宮。延暦年間の『儀式帳』に残された寸法書をめぐる謎に迫り、日本の建築と精神文化の原型を探る神宮論集成。
内容説明
五十鈴川と杉木立に囲まれ、古代の姿をいまにとどめる伊勢神宮。その絶えず生まれかわる永遠の造形はいつ誕生したのか。延暦年間の『皇太神宮儀式帳』に残された寸法書をめぐる謎に迫り、日本建築の原型と精神文化の原点をさぐる。現代建築の評論家である著者が半世紀にわたりとりくんできた畢生のライフワーク。
目次
序章 木と水の形象としての伊勢神宮
第1章 神宮建築と真床追衾
第2章 日本建築の原型
第3章 式年遷宮と神宮建築
第4章 伊勢神宮の起源
第5章 伊勢神宮の確立
著者等紹介
川添登[カワゾエノボル]
1926年東京生まれ。早稲田大学建築学科卒業。53年『新建築』編集長。57年独立して建築評論家となる。60年世界デザイン会議日本実行委員。69年大阪万国博覧会テーマ館サブ・プロデューサー。70年京都にシンクタンク・株式会社CDIを設立。72年日本生活学会設立、理事長・会長を歴任。81年つくば国際科学技術博覧会政府出展総括プロデューサー。87年郡山女子大学教授(‐99年)、93年早稲田大学客員教授(‐96年)、99年田原市立田原福祉専門学校校長(‐02年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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