お世継ぎのつくりかた―大奥から長屋まで 江戸の性と統治システム

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480857859
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0021

出版社内容情報

江戸時代におけるお世継ぎ・跡継ぎ問題をクローズアップ。大奥が生み出した負の遺産の数々から、お妾という習俗の本質、貧乏長屋住人の性意識まで。

内容説明

性と子造りから読み解く徳川二百六十五年。多くの子どもを存分に活用した家康。大奥“お世継ぎ戦争”負の遺産。女系相続の「農工商」。お妾という習俗の本質…縁組と後継ぎから迫る江戸の統治システム。

目次


第1章 メカニズム
第2章 武家の相続人
第3章 血統のアウトソーシング
第4章 適材適所の稼業繁昌
第5章 徳川の維持
第6章 借り腹のツケ
第7章 お世継ぎの行方

著者等紹介

鈴木理生[スズキマサオ]
1926年、東京生まれ。都市史研究家。地形学・考古学の視点から実践的に都市史をとらえ直し、都市の形成と変遷、流通、交通体系など多角的に論じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

74
古書店で発掘した本。容易に想像されるように、大奥にビビビと来ての疚しい(?)期待で手にした本。  が、内容は学術的とまでは言えないが、江戸時代の知見たっぷりの、江戸関連の著書を何冊も出されている、都市史研究家ならではの本。「性と子造りから読み解く徳川二百六十五年。多くの子どもを存分に活用した家康。大奥“お世継ぎ戦争”負の遺産。女系相続の「農工商」。お妾という習俗の本質…縁組と後継ぎから迫る江戸の統治システム」がこれでもかと示される。2022/05/11

きみたけ

4
タイトルからしてこっそり読みましたが、意外とまじめな中身でした(汗)2020/07/14

さとちゃん

3
「お世継ぎ」という事業後継者を確保するためのシステム。冒頭の「地主や旦那は公選公務員」といった観点はよくわかる。現在の感覚からするととんでもない手法ではあるけれど、これはこれでよくできたシステムだったことがわかる。もっと裏付けとなる資料を示されていたらよかったと感じるけれど、学術書ではないのでこんなものかも。2016/04/03

2
鈴木理生 「お世継ぎのつくりかた」読了。秀忠には乳母がふたりいた→実は双子だった、阿部正弘は若い奥さん貰って精力使いすぎで死んじゃった、家慶は黒船が来たショックで死んだ、などの説をそれが真実、って感じで書いてて( ´_ゝ`)フーンて感じでした。2011/05/11

Tomochum

1
立ち読みで解説から読めば事足りたのではないかという気がしてならない。解説に感想のすべてが集約されていた。江戸と現代を結ぶ生の声(お嬢様と奉公人だから、夫達が江戸を知らない)みたいなのはとても興味深かったので、そこに着目した本を出されていれば読みたいと思う。2012/10/04

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