ブレイキング・グラウンド―人生と建築の冒険

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  • サイズ A5判/ページ数 339p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480857842
  • NDC分類 525.1
  • Cコード C0052

内容説明

ベルリン・ユダヤ博物館で知られる建築家ダニエル・リベスキンドが、グラウンド・ゼロのコンペで勝利を勝ち取るまでのすべて。建築家とその一族の波乱に満ちた歴史と、その想像力と手法の源泉を語りつくす。

目次

1 基礎
2 場所の感覚
3 光
4 建設
5 顔
6 ヘルツブルート
7 提案
8 見えないもの
9 素材
10 強制結婚
11 信念

著者等紹介

リベスキンド,ダニエル[リベスキンド,ダニエル][Libeskind,Daniel]
1946年5月12日、終戦後のポーランド、ウーチに生まれる。1957年、イスラエルのテルアビブに両親と移住。音楽の才能に恵まれ、アコーディオン演奏で人々を驚かせた。1959年、渡米。クーパー・ユニオンで建築を学ぶ。1970年、イギリス、エセックス大学で建築史と建築理論を修得。その後、数々のアンビルド、インスタレーションなどを発表、実現したプロジェクトは1989年のベルリン・ユダヤ博物館に始まる。他にフェリックス・ヌスバウム美術館、マンチェスターの帝国戦争博物館、デンヴァー美術館増築計画、王立オンタリオ博物館増築計画など。魚津展望の丘(富山県)ではリベスキンドの景観プロジェクトを観ることができる。1985年、「建築における3つの教訓」でヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞、1999年、ベルリン・ユダヤ博物館でドイツ建築賞、2001年にヒロシマ賞を受賞

鈴木圭介[スズキケイスケ]
1955年、東京生まれ。東京外国語大学大学院修了。フランス現代文学・思想専攻、傍ら映画研究に取り組む。建築・音楽関係の翻訳も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kazuyuki.Ta

2
リベスキンドは作品以上に思想とかプロセスを見るのが楽しい。2012/06/21

Takuo Iwamaru

1
第1章で本書のクライマックスともいうべき場面が訪れる。2001年9月11日、テロにより崩壊したニューヨーク、ワールドトレードセンタービル。その跡地の再建案のコンペに参加する建築家、ダニエル・リベスキンドは、そこに何を建てるべきかを模索し、ビルの跡地を訪れる。そこでの彼の行動、眼にしたもの、考えたこと。僕はこの一連の場面から、何かを生み出す際にすべきヒントをもらった。リベスキンドはコンペでグランプリを勝ち取る。だがその後紆余曲折を経て、現在建っているビルはそのときの発想が完全には反映されていない。残念だ。2015/10/07

Nami

0
建築家のぶつかるであろう苦労がとても素直に書いてあってこれからそこを目指す私にとっては、とっても勇気づけられるとともに覚悟もしたな。建築感が重たくて共感!2015/11/21

とんぼ、

0
記憶を司る現代建築家。世界的な名声を保てるべき立場にありながら、建築家としての(アーティストとしての)野心に反した民主的な建築作品とそのプロセスの仕方に好感が持てる。ポーランド生まれのユダヤ人として、自らや両親を通じた幾多の迫害人生の中での記憶が、リベスキンドの建築家としての生き方を象徴する。優しい人だと思った。一瞬で憧れを抱いた。2012/08/12

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