李玉琴伝奇―満州国最後の「皇妃」

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480857781
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0023

出版社内容情報

帝宮最後の側室となり、満州国崩壊後の激動の時代を生きぬいた溥儀第四夫人の数奇な生涯を描く。ラスト・エンペラーの知られざる裏面史。

内容説明

たった一枚の写真が十五歳の貧しい少女の運命を変えた!帝宮最後の側室となった“可憐なるヒロイン”は満州国崩壊後の激動の時代をどのように生き抜いたのか?動乱の現代中国を舞台に一人の型破りで魅力的な女性像を描いた歴史ノンフィクション・ノベル。皇帝溥儀第四夫人の数奇な生涯。

目次

1 選ばれた少女―一九四三‐一九四五(予感;雲雀は雲へ;黄金の鳥篭 ほか)
2 何処へ―一九四五‐一九五三(分水嶺;新しい生き方;故郷で ほか)
3 夢の虜囚―一九五三‐一九八九(罠のある誘惑;幻滅と未練;別れて生きるときも ほか)

著者等紹介

入江曜子[イリエヨウコ]
1935年東京に生まれる。慶応義塾大学文学部卒業。作家。著書に『我が名はエリザベス―満州国皇帝の妻の生涯』(筑摩書房、第八回新田次郎賞受賞)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばな

3
読んでいて妙なイラつきを覚えました。何かな、と考えると、心中で、感情:この女大嫌い、と、理性:彼女の貧困、教育や経験の機会のなさを考慮してあげなければ、との葛藤があったからです。うーん、でも、ここまで他人のことを思いやれない人間は、ちょっとおかしい。。。2011/09/21

takao

1
ふむ2024/11/29

バーベナ

1
15歳でラストエンペラー溥儀の第4婦人になった少女はその後、満州国崩壊、文化大革命を逞しく生きぬく。宮廷での彼女は自由奔放で、可笑しくかわいらしい。でも、その後は、弟:溥傑の妻『流転の王妃』と比べてしまう。満州国崩壊後から始まる、同胞からの容赦ない粛清は、ふにゃふにゃ生きてる日本人である私の想像を超えるが、彼女が願うように賢く立るには、どうしたら良かったのか。ただ、晩年のインタビューを読むと、なるべくしてなった道という気もする。2021/08/05

神在月

1
著者は先日、総理の靖国参拝について「日本を取り戻すという安倍さんはいったい、どの時代に戻そうとしているのでしょうか」と言ったヒト。安倍首相の靖国神社参拝の場面をニュースで見て、首相の資格がないと感じたそうだ。「首相たる者、個人の信条に左右されて動いてはいけない」ってさ~。特亜について書いたものを読むときはその作者が右か左かいちいち確かめないといけないのかな~。めんどくさいね~。この本の内容はそう左がかったものではなかった。ただ不親切。登場人物があまりに多すぎて人物相関図がないからさっぱりわからん。  2014/01/05

くっちゃ

0
肝が据わっていると言うか、厚顔無知というか。兎に角強かだと思った。皇妃になったことで受けてしまったその後の彼女に対する中国国民と政府の仕打ちは凄惨だけど、皆が貧困に喘いでる間に豪華な暮らしをしていたのは事実だし(帝宮内でのストレスはあったにせよ)納得は出来ないが、必然ではあったのだと思う。しかしそこから這い上がれたのは彼女の強さだと思う。でも変に意固地な性格が無ければもっと直ぐに平穏が訪れたのではないだろうか…。2012/04/09

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