内容説明
炭疽菌、ペスト菌など、生物兵器を製造し、人体実験を行なった「七三一部隊」。TV・ドキュメンタリー「ある傷痕・魔の七三一部隊」の制作者による、元幹部達への突撃レポート。永年にわたって追い続けた、戦争と医師・科学者の深い闇。書き下ろしノンフィクション。
目次
序章 七三一部隊との出会い
第1章 最初の追跡
第2章 帝銀事件と七三一部隊
第3章 流行性出血熱の謎
第4章 アメリカの隠蔽工作
第5章 アメリカ人捕虜への人体実験問題
第6章 中国取材の旅
終章 戦争と科学者
著者等紹介
吉永春子[ヨシナガハルコ]
広島県三原市生まれ。1955年、早稲田大学卒業。TBSに入社、報道局勤務。1962年、録音ルポ「ゆがんだ青春」で全学連への右翼からの資金援助を暴露する。ドキュメンタリー「松川事件の真犯人」で第一回ギャラクシー賞受賞。「魔の七三一部隊」の一連の放送は、ワシントン・ポスト紙に紹介され、世界各国で上映された。TBS報道局長を経て、現在「現代センター」代表
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