内容説明
フランス革命の幻想。1793年から1796年の間、フランス・ヴァンデ地方で革命の名のもとに数十万の民衆が弾圧された。反革命といわれ続けてきた「ヴァンデ戦争」の実体を初めて明らかにする画期的書下し。
目次
1 つくられたイメージ
2 革命への期待と願望
3 急旋回―抵抗の原因をめぐって
4 怒濤のごとく
5 連戦連勝
6 民衆の組織・論理と感性
7 防衛戦への転化
8 西北西の風に抗して
9 処刑と虐殺
10 その後のヴァンデ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヤヨネッタ
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創作活動される方で主人公やエルフの村をまず焼きたい人に参考書籍としてオススメしたいくらい徹底的な破壊が語られます。恐ろしいことに史実であり、とても詳しく解説されてます。藤本ひとみ先生の小説「聖戦ヴァンデ」がとても面白かったのでもう少し詳しく知りたいなーと読み始めたのですが、創作だと思っていた人物が史実に名前が載ってたりと驚きがいっぱいありました。著者の贔屓が文章に出てしまってバランス悪いと感じた部分もありますがとても面白く、現在の世界で起こっている内実の分からない紛争への想像力を刺激される本でした。2021/08/05
tkm66
0
自身の中では重要書。2003/04/07