内容説明
膨大な資料を駆使、田中正造の思索の旅を追跡し、その思想の全体像と独自性を語る。
目次
序章 田中正造の人間像―ユーモアの精神を中心に
第1章 田中正造の生の軌跡と足尾鉱毒事件
第2章 「人権尚山河の如し」―人権の思想
第3章 「どこまでもじぶんでやるせいしん」―自立の思想
第4章 自治は「女子の操の如し」―自治の思想
第5章 「真理を中心とする憲法なり」―憲法の思想
第6章 「人民を救ふ学文を見ず」―「谷中学」の思想
第7章 「治水ハ造るものニあらず」―水と自然の思想
第8章 「弱のまゝ」で「弱きを救ふ」―宗教と解放の思想
終章 二一世紀の田中正造