内容説明
本書は、ビクトリア朝時代のロンドンのスキャンダルとかセックス、幼児虐待の実態などを扱っている。
目次
まず子供たちが
愛の狩人たち
世界は劇場なり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5
1
前作『恐怖の都・ロンドン』が犯罪篇で、今作は風俗がメインディッシュ。 中絶、売春、ファッション、自慰、求婚、初等教育、奉公、不倫、離婚、裁判、覗き見、鞭打ち、格闘、博打、見世物、劇場、食事、酒、労働、自殺。ロンドン事情なんでもござれ。2014/11/09
よふかしとるねいど
1
17~19世紀頃のロンドンの風俗やエピソードを、古本や当時の新聞からとりあげていく。 下層民の話が多く、内容は悲惨か下世話かのどっちか。 ただ作者の語り口がユーモアに満ちているので読みやすく、話の内容の割に嫌気がささない。僕は大変楽しめた。2012/06/24
桜子
0
年貢に苦しむ農民とロンドンの下層民、どちらがいいですか?と訊かれたら、前者の方がうんとマシだと錯覚させるほど、劣悪な環境。オスマン改造以前のパリより不衛生? 風俗タイムスリップ。愉しく読める貴重な資料だが、時系列バラバラに並べてあるので、そのつど注意深く年代を確認しなければならないのが、少し面倒。2011/07/21
lobking
0
「やる夫で学ぶヴィクトリア朝」からきました。アグネス出番です!ホント荒んでたんだな…。タイムスリップしても絶対行きたくない世界だ。2010/10/08