続・昭和20年東京地図―周縁のこと

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続・昭和20年東京地図―周縁のこと

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  • サイズ A5判/ページ数 323p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784480853981
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0021

内容説明

昭和20年の1年間には、8月15日を境にして戦前と戦後がある。境を越してあるもの、越すことなく消失したもの、越しはしたがやがて壊されたもの―戦前と戦後の断絶と連続の断片をつむぐこと―失ったものとかろうじて残ったものの間を40年を経て、いま歩いて見る。都心の焦土の外縁にひろがっていた近郊地区は、都市の欲望が自身の姿を写す凹面鏡であった。

目次

其の一 亀戸・木下川・小岩
其の二 小菅・亀有・柴又
其の三 千住・本木・花畑
其の四 赤羽・志村・赤塚
其の五 練馬・大泉・関町
其の六 阿佐ケ谷・荻窪・和泉
其の七 烏山・豪徳寺・喜多見
其の八 田園調布・大森・蒲田
其の九 吉祥寺・三鷹・小金井
其の十 調布・府中・国分寺
其の十一 八王子・町田
其の十二 五日市・羽村・青梅
其の十三 東村山・立川

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

じょうこ

5
亀戸、千住、柴又など東京の東から、八王子、青梅など東京の西まで。山手線内を除く東京の周縁を歩く。「都市は私にこだわりまといつくようになった。(中略)東京は果てしなくて私たちは二匹の蟻だった。」(写真の平嶋彰彦さんのあとがきより)。正本よりも西井さんの、胸がすく「てやんでえ節」が少なく、明治大正昭和の事件簿の記述が多いのがちょっとだけ不満ですが、「二匹の蟻」という平嶋さんの言葉で、胸がすく。東京は今も蠢いているだろうか。2025/10/13

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