出版社内容情報
旧約聖書は、多様な見解を持つ文書を寄せ集めて作られた書物だ。各文書が成立した歴史的事情を明らかにしながら、旧約を読み解く。現代日本人のための入門書。
内容説明
旧約中に十戒は２種類ある。さまざまな文書を寄せ集めたきわめて複雑な書物「旧約聖書」を、それぞれの歴史的な状況から理解する。現代日本人のための入門書。
目次
第１章 聖書の基礎
第２章 出エジプト
第３章 イスラエル統一王国
第４章 北王国
第５章 南王国
第６章 バビロン捕囚
第７章 ペルシア帝国期のイスラエル
第８章 ギリシア・ローマ期のイスラエル
第９章 詩篇
著者等紹介
加藤隆［カトウタカシ］
１９５７年生まれ。ストラスブール大学プロテスタント神学部博士課程修了。神学博士。千葉大学文学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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優希
78
旧約聖書の成立とその文学的立場を神学的視点から眺めています。どのように各章が描かれているかを知ることは、旧約聖書を読むのに非常に参考になることばかりでした。聖典としてという側面より、1つの書物として見ているので、体系的に旧約聖書を眺めることができるのも興味深いところです。正典のみならず、外典も含めて旧約聖書として捉えているので、カトリックの正典としての旧約聖書という見方もできると思いました。2016/12/05
Vakira
31
怪獣は信じられるが神様は信じられない幼少時代。幼稚園の頃、親父に国立科学博物館へ連れて行ってもらった。恐竜の化石骨格のレプリカが展示してあって遥か昔にゴジラのモデル達が闊歩している世界が存在していた。やがて哺乳動物が現れ、類人猿、原人、人間が現れた事を興奮して知った。キリスト教の幼稚園に通っている友人がいた。その子は人間は神から造られ最初の人間がアダムだと言った。違う。マンモスを倒して喰った原人が人間になったんだ。キリスト教の嘘つき。という幼少の思い出。そしてそのまま神を信じない大人になってしまった。2018/04/12
しんどー
0
★32017/11/24
たぬき
0
人間の 歴史による 神学的思考の展開2011/04/20
