内容説明
遺された600余冊のノートから100冊を選び、12のテーマに分けて、その思想の跡を辿る世界初の試み。
目次
人間
自然
身体・魂・精神
太陽と惑星
らせん
十二感覚と十二宮
医学
療法
建築
著者等紹介
クーグラー,ヴァルター[クーグラー,ヴァルター][Kugler,Walter]
スイス、ドルナッハ在。ルドルフ・シュタイナー文書館館長。80年代、ドイツケルン大学講師。『ルドルフ・シュタイナー全集』の監修者。展覧会の企画、運営。多数の著作がある
和多利恵津子[ワタリエツコ]
1956年東京生まれ。早稲田大学文学部美術史学科卒業。1990年、ワタリウム美術館を開設。「カルロ・スカルパ建築展」「福原信三・路草写真展」「ハンガリー構成主義展」などの美術展の企画キュレーションを手がけ、現在に至る
高橋巌[タカハシイワオ]
東京に生まれる。慶応義塾大学大学院修了。慶応義塾大学哲学科美学・美術史教授をへて、1985年5月、「日本人智学協会」を設立し、同代表となる
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感想・レビュー
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読書家さん#2EIzez
4
ルドルフシュタイナーが生涯残した600冊のうちの後期にあたる100冊のノート。精神世界から体験したすべてのものを鉛筆を手に記号やスケッチ、解説言語を書き留め法則化してきた。という。公開されるとは思っていなかっただろうとあります。言葉として表れた疑問やテーマを図や絵、言語に置き換え発展させていく道具のノート。2025/06/08
ワタナベ読書愛
3
2000年、東京・ワタリウム美術館で開催された同名の展示会を機に出版。様々な活動で知られるシュタイナー氏が、そのアイデアを書きとめた膨大なノートの中から100冊を選び、テーマ別に9つに分類。無地や方眼、罫線のあるノート(手帳が多いがいろんな紙に書いたらしい)。落書きのようなスケッチと、文字が並ぶ。外国語が読めないので内容の詳細はわからないが、本人がインスピレーションを受け、興奮しながら書いた様子や、悩みながらじっくり考えた様子などが想像できて楽しい。自分も何かを手書きで書いてみようという気持ちになった。2021/02/18
たまきら
3
ワタリウムにて購入。神秘的な思想のシステムは、教育の源だと思う。何一つ同じものがないのに同じ社会をシェアする。その難しさと素晴らしさ、バランス感覚の大切さを、自分にもう一度。2015/01/23