出版社内容情報
地理学的手法を駆使して日本の風土・自然・空間の分析を深めてきた著者の半生にわたる研鑽の集大成。
内容説明
地理学から存在論へと架橋し、“通態的理性”の発現をめざす著者半生の集大成。
目次
序 文化をふたたび自然に、自然をふたたび文化に
第1部 “そこにある”の“そこ”(場所;世界;宇宙)
第2部 物の人間化(封土=動性;意味=おもむき;手掛かり)
第3部 他者とともに実存すること(焦点;市民体)
結論 通態的理性と近代の超克
著者等紹介
ベルク,オギュスタン[ベルク,オギュスタン][Berque,Augustin]
1942年生まれ。パリ大学地理学第三課程博士号および文学博士号(国家博士号)取得。1984‐1988年、日仏会館フランス学長。1999‐2001年、宮城大学客員教授として仙台に滞在。現在、フランス国立社会科学高等研究院教授。独自の視点で風土学の分野を切り開き、フランスにおける日本学に新風を吹きこむ
中山元[ナカヤマゲン]
1949年生まれ。東京大学教養学部教養学科中退。哲学者・翻訳家。インターネットで哲学サイト“ポリロゴス”を主宰
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