内容説明
20世紀に衝撃を与え、新たな世紀へ疾走するニーチェの思考の核心を、あなたの思考のなかへ。厳選されたキー・テキストで全体をつかむ実戦的入門書。
目次
第1章 厭世主義とプロメテウス
第2章 価値評価
第3章 狂気
第4章 啓蒙主義者ニーチェ
第5章 イエスとパウロ
第6章 同じものがいつも帰ってくる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神崎
0
日本語訳でニーチェの著を引用し解説の構成。その言の背景などものべ成る程と思える。2011/06/07
きぬりん
0
厭世主義とプロメテウス/価値評価/狂気/啓蒙主義者ニーチェ/イエスとパウロ/同じものがいつも帰ってくる、という6つのテーマに即して、ニーチェの様々な著作の中から3、4箇所のテキストを抜粋し、その都度解説を付していく。ただしその解説はテキストの内容をわかりやすく説明するというよりも、当該テキストの中に含まれるニーチェらしいモティーフや修辞法などに照明を当てることに重きが置かれており、時にフロイト、アドルノ、ベンヤミン、ケーベル博士などの迂路も経由していく。ニーチェにある程度馴染みがなければ歯が立たないかも。2020/12/27