目次
第1部 哲学とマルクス主義―フェルナンダ・ナヴァロとの対話(一九八四年‐一九八七年)(編集者のノート;マウリシオ・マラムードへ;フェルナンダ・ナヴァロの序文 ほか)
第2部 手紙(一九八四年‐一九八七年)―『哲学とマルクス主義』の出版に関して、フェルナンダ・ナヴァロに宛てたルイ・アルチュセールの手紙マウリシオ・マラムードへの手紙を冒頭に付す(編集者のノート;マウリシオ・マラムードへの手紙;フェルナンダ・ナヴァロへの手紙)
第3部 哲学の変革―グラナダ講演(一九七六年)(編集者のノート;哲学の変革)
著者等紹介
アルチュセール,ルイ[アルチュセール,ルイ][Althusser,Louis]
1918‐1990年。ドイツ軍による5年間の捕虜生活の後、1948年エコール・ノルマルの哲学教師に任命され、フーコー、デリダ、ブルデューなど多くの俊秀を育てた
今村仁司[イマムラヒトシ]
1942年生まれ。1970年、京都大学経済学部大学院博士課程を修了。専攻は社会哲学・社会思想史。東京経済大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろゆき
2
藤原書店のを以前読んだので、知らずに手に取り、再読。精神疾患により糟糠の妻を絞殺後の晩年の展開がわかる。人生で初めて集中して読んだ哲学者が、ある日新聞で殺人者となったことを知ったときの驚きの記憶甦る。ああ歳。インタビューの形での文書、その編集過程に書かれた手紙,講演からなる。手紙が生々しいので一番面白く、ハイデガー、ニーチェの読書に取り組んでいるなどの報告。哲学読書には人生の時間が足りないのだ。もともとマルクス主義者らしく労働者に語るような語り口だが、それが病んだあとにも続き、編集にも指示してるのが面白。2017/12/22
ラウリスタ~
2
哲学について門外漢にも分かるように語った本かと思ったらまったく違った。マルクスについてしか話していない。知るかよ と。マルクス主義者でしかも妻を絞殺した人物の本だった。筑摩学芸に入っているけど買わなくて良かった。妻がいなくなってからずっと孤独なんですと言っているところがやけに腹が立った。精神病により釈放ですか・・・。妻を殺して被害者面している哲学者の言っていることだから、っていうか哲学者ってそんな偉いの?妻を殺しても哲学者だから仕方ないの?2011/10/19
Yuki
0
インタビュー、手紙、講演形式で、とっつき易い。哲学の「システム」を読み取るという切り口は流石。2016/04/14
朔条 夜途
0
とりあえず、言っていることと言い回しは他の本より簡潔な気がした。 「哲学を定義するものは、哲学的戦場におけるその立場なのです」という言葉が割と刺さった。例えば「正直に言っていいんだよ」と諭されたときも「本当のことを言ってくれよ」と迫られた時も答えに窮すくらいには「自分」というものに関してピンと来ていないからね。2013/08/16
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