内容説明
希望の世紀、21世紀へ。国籍、民族、性の壁を越えた“ピープル”として、理論と実践とを常に往復し、新しい普遍性を追求する書下し意欲作。
目次
序章 「水俣宣言」からの出発
第1章 普遍主義と特殊主義―戦後日本国家を考える
第2章 普遍主義への批判と国際人権論
第3章 エスニシティをめぐる経験と思考
第4章 エスニシティ・階級・世界システム
第5章 エスニシティとアイデンティティ
第6章 反差別の論理と倫理
第7章 女と男―分断と抑圧の精神構造の中で
第8章 「開発」と「発展」についての物語と理論と
第9章 ピープルとしてのアイデンティティと共生
終章 ピープルはいつピープルになれるのか
資料 「水俣宣言」―希望の連合