オシム―ゲームという名の人生

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480837189
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

出版社内容情報

「サッカーは戦争より偉大だ」旧ユーゴスラビア激動の時代と共にあった、元日本代表監督イビツァ・オシムのサッカー人生に新エピソードと共に迫る。

内容説明

民族・宗教対立を乗り越え、激動の時代を“ボール”と共に生きようとしたその姿を追う。本邦初紹介のエピソード満載。オシムから日本読者への特別寄稿あり。

目次

オシムに会う
サッカーが世界を変えた日
伝説の人物
日本からの悪い知らせ
イワンの子ども時代
グルバビッツァのシュトラウス
ペレと同じピッチに
フランスでの8年間
天上の芝生
夢のシーズン
満員のプラーターで
ユーゴスラビア最後の大統領
マラドーナ!
ボールは剣よりも強し
付記―僕のサッカー人生

著者等紹介

トマシュ,マルコ[トマシュ,マルコ] [Toma〓,Marko]
1978年スロベニア生まれ。ボスニア・ヘルツェゴビナの詩人・スポーツジャーナリスト。総合雑誌「コラプス」発起人。詩集を10冊刊行。インターネットマガジン「ジャーナル」で批評活動。「カウチ・セレクトル」のコーナーなどに執筆。父親が転勤族でスロベニア、セルビア、クロアチアなど旧ユーゴスラビアの各地で暮らした経験から、多民族国家についての独特の視点を持つ

千田善[チダゼン]
1958年岩手県生まれ。国際ジャーナリスト、通訳。ベオグラード大学政治学部大学院中退(国際政治専攻)。外務省研修所、一橋大、中央大、放送大学などの講師を歴任。2006年よりサッカー日本代表イビツァ・オシム監督の通訳を務める。2012年より立教大講師。著書に『ユーゴ紛争―多民族・モザイク国家の悲劇』(講談社現代新書)、『ユーゴ紛争はなぜ長期化したか』(勁草書房)、『ワールドカップの世界史』(みすず書房)、『オシムの伝言』(同)、『オシムの戦術』(中央公論新社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ひで

2
オシムがユーゴスラビアでいかに尊敬され、愛されているかが分かる一冊でした。オシムジャパンの完成形を見たかったです🇯🇵2020/06/13

Masaki Sato

1
通訳を務めた千田さんの翻訳。レアルからのオファーを2度も断り、お金に頓着しないので契約交渉はアマル任せという一面もあるが、社会主義、複雑な国家の歴史や民族という環境がありながらサッカーという仕事に向き合ってきた人間性なのかも。2022/07/17

Rico_bosin

1
スロベニアで生まれユーゴスラビア各地に暮らしながらサッカー選手を目指した少年が,紛争の勃発によって夢を奪われ,ボスニア・ヘルツェゴビナで詩人兼ジャーナリストとなる。その独自の視点から著されたオシムの評伝。初紹介のエピソードも多く面白いが,基調となるのは失われたものへの哀惜と僅かな希望。オシムの存在そのものが,今は亡きユーゴスラビアの多文化・多民族共存の象徴であり,最悪の内戦を経験したボスニアの人々に希望を与えていること。「希望だけあっても大したことではないが,完全な絶望よりは何万倍もすばらしい。」2015/04/09

すぎ

1
ボバンに蹴られた警官の名前や談話がしれっと出てくるのがすごい。ボスニアでは当たり前の感じが読んでいて面白かった。2015/03/26

yamabon

0
ボスニア人の著者が書いたオシムの評伝。既に多数出版されているオシム関連本に登場しているエピソードもあるが、地元の人ならではの話も出てくるのは興味深い。オシムの現役時代、東京五輪で日本代表と戦ってゴールを決めたというエピソードに日本とのつながりを感じたが、現在の日本代表監督・ハリルホジッチが現役時代にオシムの率いるチームと対戦したという場面は、我々日本人としてはどこか運命的なものを感じ、とても胸が熱くなることだろう。2015/07/23

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