STATUS AND CULTURE―文化をかたちづくる“ステイタス”の力学 感性・慣習・流行はいかに生まれるか?

個数:
電子版価格
¥3,300
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

STATUS AND CULTURE―文化をかたちづくる“ステイタス”の力学 感性・慣習・流行はいかに生まれるか?

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月01日 03時40分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 544p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480836526
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ひとは自分の〈立ち位置〉を気に掛ける。

本書は私たちの文化的生態系を解明し、

その「呪縛」から解放してくれる。

――栗野宏文(ユナイテッドアローズ上級顧問)



新聞、雑誌で大絶賛された傑作ノンフィクション

『AMETORA――日本がアメリカンスタイルを救った物語』著者が描き出す「文化の謎」

「ニューヨーク・タイムズ」「ウォール・ストリート・ジャーナル」賞賛!

本書は文化を理解するための―― そして文化を変える術を学ぶためのマニュアルである。



かつてビートルズの〈マッシュルームカット〉と呼ばれた長く、だらしない髪型は各世代から反発を招き、社会を分断するほどの騒動を全世界に巻き起こした。

しかし現在では受け入れられ、むしろクラシカルな髪型となっている。トレンドは一部の過激な行動から始まり、反発を生むが、徐々に許容され、ついには一般化する。

人はなぜ集団で特定の習慣を好み、やがて別の流行に移行するのだろうか。なぜあるものが 「クール」になるのか? スタイルの革新はいかにして生まれるのか?

われわれの文化に起こる絶え間ない変化のメカニズムを、本書は〈ステイタス〉――社会のなかでの各個人の重要度を示す非公式な指標――を希求するプロセスとして説明する。

本書で解き明かしていくステイタスと文化の原則は、捉えがたいものとされてきたセンスや真正性、アイデンティティ、階級、サブカルチャー、アート、ファッション、流行、スタイル、リバイバルといった概念や現象を明確にし、われわれを取り巻く世界を分析する際に極めて役に立つ。

歴史的事例と数々の分野の学問の叡智を統合する文化の普遍理論書。



(本書の問い)

I なぜ人は必然性のない行動を集団で一斉に取りはじめるのか

…〈ステイタス〉が個人を文化的慣習に駆り立て、アイデンティティを形成させる



II 独自のスタイル、慣習、センスはどのようにして生じるのか

…社会階級間の競争、サブカルチャーとカウンターカルチャー、芸術界の内部闘争



III なぜトレンドは移り変わり、わたしたちは行動を変えるのか

…何が歴史としてのちに伝えられ、何が忘れ去られるかは高ステイタス集団が決める



IV インターネットは〈ステイタス〉の構造と価値に何をもたらしたか

…コンテンツの爆発的増加、センスの否定、レトロマニアとネオマニア、そして〈文化の停滞〉

内容説明

かつてビートルズの“マッシュルームカット”と呼ばれた長く、だらしない髪型は各世代から反発を招き、社会を分断するほどの騒動を全世界に巻き起こした。しかし現在では受け入れられ、むしろクラシカルな髪型となっている。トレンドは一部の過激な行動から始まり、反発を生むが、徐々に許容され、ついには一般化する。人はなぜ集団で特定の習慣を好み、やがて別の流行に移行するのだろうか。なぜあるものが「クール」になるのか?スタイルの革新はいかにして生まれるのか?われわれの文化に起こる絶え間ない変化のメカニズムを、本書は“ステイタス”―社会のなかでの各個人の重要度を示す非公式な指標―を希求するプロセスとして説明する。本書で解き明かしていくステイタスと文化の原則は、捉えがたいものとされてきたセンスや真正性、アイデンティティ、階級、サブカルチャー、アート、ファッション、流行、スタイル、リバイバルといった概念や現象を明確にし、われわれを取り巻く世界を分析する際に極めて役に立つ。歴史的事例と数々の分野の学問の叡智を統合する文化の普遍理論書。

目次

第1部 ステイタスと個人(ステイタスの基本原則;慣習とステイタス価値;シグナリングとステイタスシンボル;センス、真正性、そしてアイデンティティ)
第2部 ステイタスと創造性(階級と感性;サブカルチャーとカウンターカルチャー;芸術)
第3部 ステイタスと文化の変化(流行のサイクル;歴史と連続性)
第4部 二十一世紀のステイタスと文化(インターネットの時代)

著者等紹介

マークス,デーヴィッド[マークス,デーヴィッド] [Marx,W.David]
1978年、アメリカ生まれ。2001年、ハーバード大学東洋学部卒業。2006年、慶應義塾大学大学院修士課程修了。日本の音楽、ファッション、アートについてTHE NEW YORKER、POPEYE、THE NEW REPUBLICなどで執筆

黒木章人[クロキフミヒト]
英米翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

13
人からの評価・評判の集積「ステイタス」を獲得することに、普遍的に人は惹かれている・捕らわれている。あらゆる文化を、「ステイタス」獲得争いを巡って作られていく。そのことを、ありとあらゆる地域・種類の文化から証明していく一冊。マッシュルームカットが嘲笑すべきものだったところからクールなものに転じたザ・ビートルズの例から始まるよように、特にファッションと音楽への言及が多いが、文学や建築などの例も多い。薄々感じていたステイタスからの逃れ難さを説得的に論じた書として、実践的に活用できると思う。 2024/08/26

かめぴ

9
ステイタスとは「社会における各個人の重要度を示す非公式な指標」にほぼ興味ない、ので読んでみる。(人それぞれ、人類皆平等だと思っているが深層心理では定かでないので)東京在住、ハーバード大卒、慶應の院卒のアメリカ人著者、まさにヒエラルキー上位者と言える。でもまぁ人間の性として上を目指すのは当たり前、なんだろうが…流行・文化・感性・習慣・個人の問題なるほどね、文字にしてくれて分かりやす〜と腑に落ちる。2024/12/15

山のトンネル

4
★5.02024/09/13

やまだてつひと

2
ステイタスという観点で見ると、人々の行動する原理というのがぼんやりと浮かび上がってくるのがとても面白かった。もう一度読み直したい本筆頭だった2025/02/01

古民家でスローライフ

1
社会における「ステイタス」と「文化」がどのように相互に影響し合い、人間の行動や社会構造を形成しているのかを深く掘り下げた社会学的な考察した一冊。冒頭のビートルズのメンバーが、それまで、主流のスタイルだったオールバックから、マッシュルームヘアに変えたことで、それをまねる若者が急増したことから、文化においてのステイタスについての考察からはじまり、経済的資本、社会的資本、文化的資本などの様々な側面から、詳細にステイタスについて論じている。オールドマネーとニューマネーの価値観の違いや対立など、興味深く読んだ2025/04/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22034544
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品