出版社内容情報
中世美学研究者にして現代思想家がある日ベストセラー小説家に! どのような方法で名作は生み出されたのか。『薔薇の名前』作者が創作の全・手のうちを見せる。
内容説明
高名な中世美学研究者にして哲学者が、ある日ベストセラー小説家に!処女作『薔薇の名前』ほかの世界的名作・話題作は、どのような方法で生み出されたのか。最初のアイディア、緻密な調査・考証の方法、「リスト」作り、さらには創作世界と読者と作家の関係。五〇歳目前にして小説を書き始めた、自称「とても若く将来有望な小説家」が、創作の手のうちを見せる。
目次
1 左から右へと書く(クリエイティブ・ライティングとは何か?;むかしむかし ほか)
2 作者、テクスト、解釈者
3 フィクションの登場人物についての考察(アンナ・カレーニナのために泣くということ;存在論vs.記号論 ほか)
4 極私的リスト(実務的リストと詩的リスト;列挙の修辞 ほか)
著者等紹介
エーコ,ウンベルト[エーコ,ウンベルト] [Eco,Umberto]
1932年、北イタリアのアレッサンドリアに生れる。哲学・中世美学・記号論・メディア論の分野において、世界的知識人として名を知られるようになる。しかるのち、50歳目前にして小説『薔薇の名前』を刊行。この処女作が大ベストセラーとなる。著書の多くが世界各国で翻訳されている。2016年没
和田忠彦[ワダタダヒコ]
1952年生れ。東京外国語大学名誉教授。専攻、イタリア近現代文学・文化芸術論
小久保真理江[コクボマリエ]
1980年生れ。東京外国語大学特任講師。専攻、イタリア近現代文学・文化芸術論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
山田太郎
マリリン
やいっち
TomohikoYoshida