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内容説明
この二十数年にわたって執筆された、ゲーテを中心とするドイツ文学論集。『ファウスト』や『親和力』などの作品の内実と、歴史状況の関わりに光を当てる刺激溢れる一冊。
目次
序論 変動期のドイツ文学―1759年から1832年まで
第1部 旧秩序の内的崩壊と理性の試み(表現できないことを表現する言葉―レッシング『ラオコーン』の意味と限界;歴史の転回と文学的営為―『エミーリア・ガロッティ』試論)
第2部 全的変動の予感―1770年から1789年まで(「行為」とメフィストーフェレスの出現―『ファウスト第1部』「書斎の場1」をめぐって;グレートヒェンは何故歌うか;『ファウスト』翻訳上の小問題;ゲーテにおける『ヴェルテル』の位置;内面世界に映る歴史―『タウリスのイフィゲーニエ』試論)
第3部 流動する世界のなかで―1790年から1806年まで(18世紀末ドイツ文学における宗教の位置―ノヴァーリスとゲーテの場合;神々のエゴイズムと魂の空間―『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』試論;『大コフタ』あるいは古典的調和の終り;ノヴァーリス『夜の讃歌』覚書;ノヴァーリス「夜」と政治思想)
第4部 秩序と自然―1807年から1832年まで(ゲーテにおける「アメリカ」;『親和力』研究―西欧近代の人間像の追求とその崩壊の認識;思考実験空間と宇宙の調和―『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』試論;共同性と沈黙―ゲーテの二重性)
附論(日本における西欧文学研究についての一考察;研究と感動;翻訳再考―『ファウスト第1部』新訳を終えて;反文化としての芸術または全体小説の偽造性について)
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