内容説明
詩人の王・スペンサーの“英国近世定型詩”、韻文訳、２０年の歳月をかけて遂に完成。原詩の行の長さを守り、定型詩の命、韻律を生かした七五調訳。本邦初の試み、ここに成る。
目次
羊飼の暦
蝶の運命
コリン・クラウト故郷に帰る
アモレッティと祝婚歌
プロサレイミオン
感想・レビュー
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うにこ。
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詩人の王、スペンサーの詩を七五調で訳したもの。「羊飼いの暦」「蝶の運命」「コリン・クラウト故郷に帰る」などが収録されています。 詩というのは、どんなに頑張っても翻訳したものと原文とは別物になってしまうのだと思っていますが、これは意味を正確に翻訳するよりも原文のありよう、原文が持つ空気を再現することを重視した翻訳かなと。 七五調の硬くてリズムのある文体が、言葉の選びとあいまって、まさに吟遊詩人が語っているよう。読むだけじゃなく、口ずさんでも楽しそう。2013/10/03
