緑の影、白い鯨

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  • サイズ B6判/ページ数 451p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480831866
  • NDC分類 933
  • Cコード C0098

内容説明

破天荒な映画監督J・ヒューストンに、そして「白鯨」に翻弄された若き日のブラッドベリ。緑の島アイルランドを舞台に繰り広げられる自伝的長編小説。

著者等紹介

ブラッドベリ,レイ[ブラッドベリ,レイ][Bradbury,Ray]
1920年、アメリカ・イリノイ州生まれ。小説家。作品は、SFから幻想文学まで幅広く、多くの作品が映像化されている

川本三郎[カワモトサブロウ]
1944年、東京生まれ。評論家。映画から文学、東京論など幅広い評論活動を行なっている。『林芙美子の昭和』で桑原武夫学芸賞、毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐっちー

18
幸せな読書の時間をもらいました。愛すべき飲んだくれ達のおバカな話(小学生男子並み)や、やるせない物乞いの話、ゾッとする不思議な話、飲んだくれ達の人情話などなど、ブラッドベリがアイルランドに滞在している間の悲喜こもごもが詰まった濃厚な一冊。映画監督のヒューストンや、酒場の主フィンなどキャラ立ちも素晴らしい。そして、この物語の舞台アイルランドがまた実に心地よい。かつて妖精やケルトの神話を育み、緑蔭深く雨降りしきるこの土地だからこその雰囲気がマッチしていた。アイルランド、行ってみたいなぁ。2014/06/21

マツユキ

11
レイ・ブラッドベリが33才の時、映画監督ジョン・ヒューストン監督の依頼で、アイルランドで映画『白鯨』の脚本を書いた体験が元になっています。癖の強い監督。酒と音楽を愛するアイルランドの男たち。若いブラッドベリ。解説に、アイルランドの国民性の一つとして、失敗好きというにがあって、成る程、と思いました。付き合えないけど、魅力的な土地。ちょうど真ん中あたりのハープ奏者の女性とのエピソードが好き。あの歌詞も素敵。メモしておこう。国家短距離走も面白かった。…と書き出していったら、きりがないですね。面白かったです。2020/02/14

mytopgun

4
個人的に大切な本。就寝前に少しずつ読んで長く楽しんだ。『白鯨』には直接的にはあまり言及がなく、どちらかというとブラッドベリの「アイルランドもの」の集大成という感じで、独立した短編として発表されたものもいくつも収められているのが懐かしい感じ。フィンの店の聖なる酔っ払いどもに幸あれ!2012/10/30

雪狼

3
図書館本。ハチャメチャなブラットベリのアイルランド滞在小説。ただときどき不思議な雰囲気の漂うファンタジーの話がまじってます。アイルランドの人は皆、あんな感じなのかしら?(笑)映画白鯨の脚本をブラットベリが書いていたなんて知らなかった。映画も観ていないし小説も読んでいないので、少々解りづらい部分もあるのですが、面白かったです。2014/03/05

gibbelin

3
ブラッドベリ、アイルランドに行く。めちゃくちゃおもしろい。2013/03/14

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