内容説明
世界中で訳され愛されている最上の物語。人生の知恵の宝庫。愚かな王子たちが半年で賢くなったといわれる古代インドの寓話28編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いとう・しんご
8
「ルカノール伯爵」きっかけ。底本も原典解説もない、徹底的にエンタメに徹した本。こう言う本も楽しい、としか言い様がない。2023/12/12
ビリー
3
日本の今昔物語をはじめ、アジア諸国の童話や寓話に大きな影響を与えた古代インドのパンチャタントラ。皮肉が軽妙な寓話から「あれ?オチは?」というようなものまで多様な説話集。面白かったけど、 訳者が暴走していたのは大きく減点。古代インドの話なのに芭蕉の句のパロディが出てきたり、『突発性恋愛症候群』『瓜実顔で富士額ときたもんだ、ドスコイドスコイ』『旅から旅の三度笠』『わらじを脱がせちゃもらえませんか』のようなボキャブラリーを使うのは受け付けなかった。出版は20年前なので時代だろうか。。。2016/05/22