美しき夫たち

美しき夫たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480831392
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

適当に勤勉で適当に豊か、適当に教養があり適当に健康、そしておしなべて不倫に目がなく、家庭は崩壊寸前―そんなミドルクラスの人々が織りなす出逢いと別れの輪舞曲。アプダイクの不倫小説集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白玉あずき

33
初アップダイク。こんな短篇の名手とは知らなかった。まだまだ世間には今まで気付かなかった宝が眠っているのだ。かつての合衆国中流フツーの家庭における夫婦の生態。扱うテーマは狭いが夫のシビアな観察眼、見事な描写力と心理描写。堪能しました。男から観た妻ってこんな物なのか。新鮮だわ。老年の自己分析にも読み応えあり。「旧式な『偏見』と後期資本主義的なリベラルヒューマニズムに満ちた過去の人物。・・・・すでに時の黒い頁岩の中に埋没した意識の断片」私のこと?大変共感しましたとも。2025/04/20

amanon

2
解説にもあるように、その殆どのエピソードがアメリカのミドルクラスの中年男女が繰り広げる不倫や離婚や色恋沙汰を扱ったもの。不倫はおろか結婚もしたことがない僕のような者でも、同じ中年男性として、人生の折り返し地点をこえた人達が織りなす人間模様には少なからず身につまされる。ただ、アメリカ人の特性というべきか、悲哀を帯びがちな別れを描いても、どこかカラッとした要素を感じさせるので、読んでいてあまり陰惨にならないのが良い。最後に収められた「もう一人の女」の終盤で、主人公が妻の不倫相手の元妻にキスされる場面が好き。2013/10/02

doradorapoteti

0
完全な失敗作でしょう。翻訳の問題もあるかも。2010/02/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/337067
  • ご注意事項

最近チェックした商品